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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

利用者のニーズを満たす
最適な福祉用具を提供

 

人との出会いが導いた、福祉業界への転身

 
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濱中 川島社長はどのような経緯で今のお仕事を始められたのでしょう?
 
川島 介護業界に入る前、車のディーラーとして働いていたものの、人間関係のしがらみに疲弊し、「人と接する仕事から離れたい」と思っていたんです。そこで配送業に転職したところ、その会社がたまたま福祉用具を取り扱っていましてね。「配達業務なら人と話さなくても大丈夫だろう」という予想と違い、施設の職員さんや利用者様、そのご家族と頻繁にやり取りをする仕事だったんです。しかし意外にも、それが肌に合いまして。ディーラー時代は苦手だったコミュニケーションが楽しくて、次第にこの仕事にやりがいを感じるようになりました。
 
濱中 人生、思わぬ出会いから転機が訪れるものですね。
 
川島 本当にそうですね。先ほど申し上げた専門資格も、利用者様や施設の方ともっと深く関わりたいと考えて取得したんです。独立を視野に入れ配送会社を辞めてからは、業界経験を積むために介護関係の会社に入社しました。そこは老人ホームや薬局、不動産関係など手広く事業を行っていて、社長が「独立するまで経験を積むといい」と声をかけてくれたんです。その方は、顧客をそのまま引き継がせてくれたり銀行を紹介してくれたりと、手厚く支援してくれました。
 
濱中 親切な社長さんですね。川島社長の起業を全面的にバックアップしてくれたんだ。
 
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川島 その会社には、本当にお世話になりました。後で知ることになったのですが、当時の上司は私のミスもすべてカバーしてくださり、独立の話をしたときも「お前なら絶対に大丈夫だ。頑張れ!」と後押ししてくれたんですよ。
 
濱中 川島社長は、人との出会いにも恵まれておられるんですね。実務経験のみならず人とのご縁もあって、今に至るわけだ。
 
川島 おっしゃる通りです。だからこそ今、仕事をする中で苦しい状況が訪れても、不貞腐れることなく前向きな気持ちで取り組めています。前職での社長や上司をはじめ、これまで関わってくださった一人ひとりの方へ、感謝の思いは尽きません。