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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

花屋の概念を変える 造花&バルーンの専門店
Hanaemon 代表 中西理恵子

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 滋賀県守山市のお花とバルーンのお店、Hanaemon(ハナエモン)さん。ピエリ守山という大型ショッピングセンターの1階にあって、色とりどりのバルーンをあしらったお花が所狭しと飾られているのが目を引きますね。中西代表はどのような経緯でこちらのお店を開業されたのですか?
 
中西 もともとは建築資材の営業をやっていたんです。まさか自分がお花屋さんをすることになるとは思っていませんでした。
 
タージン これはまた意外ですね。では、どんな形でお花の仕事と出合われたのでしょう。
 
中西 建築資材の営業として6年勤めました。働く中で、もっとお客様に寄り添い、お客様を笑顔にできる仕事がしたいと思うようになったんです。そして、結婚、出産を機にいよいよ転職しようとしていたところ、営業先で知り合った社長さんから、「生花店を買い取って経営に乗り出すから一緒にやらないか」と提案されまして。
 
タージン 思いも寄らない巡り合わせですね。
 
中西 びっくりしましたね。でも、自分のやりたいことにぴったり当てはまると思いましたし、それまでの営業の仕事ぶりを認めてくれていたのも嬉しかったんです。ですから、その提案を引き受けました。出産後だったので初めはパートとして働いていたものの、心の中では、「いつかお店を買い取って自分でやっていこう」と決めていました。それから1年半経った2022年に事業承継が実現し、Hanaemonをスタートすることができました。
 
存在感のある花とバルーンが並んだ店内
存在感のある花とバルーンが並んだ店内
タージン お花とバルーンだけではなく、造花を多く取り入れていてユニークですね。昔ながらのお花屋さんとまったくビジュアルが違いますし、ここまで大胆にバルーンを取り入れているのは見たことがないです。
 
中西 ありがとうございます。生花も少しだけ扱っていますが、メインは造花とバルーンです。パートで働いていた間に気になったのは、生花オンリーだとどうしても売れ残りのロスが多くなってしまうことでした。こうした部分に関して、私は一般のお花屋さんのようなノウハウがないので、できるだけロスが少ない商品を並べたいと考えたとき、造花とバルーンは相性が良いと思い付いたんです。