IT×障がい者福祉で
地元印西の活性化に貢献
IT業界では味わえなかった時間の尊さ

村井 主に大手企業向けのセキュリティ製品の日本法人でマーケティング部門の責任者をしています。チームの活動としては、市場における認知度の向上、イベント主催、協賛、コンテンツ作成など多岐に渡ります。外資系企業ということもあり、常に結果が求められます。決められた期限とコストで最大限の効果を出すために、徹底的に無駄を省いて効率を突き詰める働き方が一般的です。
クリス まさに成果至上主義のような現場だったわけですね。常に結果が求められるとは、なんだかお話を聞いているだけでもプレッシャーを感じてしまいますよ(笑)。
村井 私はそのような環境で、成果のために時には感情も殺して戦い続ける自分たちを“ソルジャー”と自称しています(笑)。ただ、そうした働き方を長く続けていくうちに、心が満たされていない自分に気付き、「何かが足りないのではないか?」と疑問を抱くようになっていきました。
クリス 確かに、人間性や感情を排除して効率を突き詰めていくと、それこそロボットのようになってしまいますよね。
村井 おっしゃる通りですね。だからこそ私は、非効率的と思える部分にこそ、自分が探している何かがあるのではないかと考えたんです。
クリス なるほど。人間味のある仕事を求めていたわけですね。でも意外ですね、どうして福祉のお仕事をされようと思われたんですか?
村井 障がい者福祉は、人と人との関わりや信頼関係の構築がすべてと言っても過言ではありません。利用者様一人ひとりの生活に向き合い、ゆっくりと時間をかけてコミュニケーションを取ることが求められます。ときには思うように進まないことも少なくありません。でも、その過程があるからこそ厚い信頼関係が築けますし、その積み重ねが目に見える成長につながるんですよ。
クリス まさに、IT業界で求められていた成果至上主義とは真逆ですね。
村井 ええ。効率については一切考えなくなりました。成果がすぐに目に見える数字として表れなくても、時間をかけて築き上げてきたものがある日、ふと花開く瞬間があるんです。IT業界では味わえなかった時間をかけることの尊さを、福祉の仕事をするようになって初めて実感しました。
クリス 求められるものが真逆な両方の業界を経験されているからこそ、村井代表のお話には大きな説得力を感じますよ!
クリス まさに、IT業界で求められていた成果至上主義とは真逆ですね。
村井 ええ。効率については一切考えなくなりました。成果がすぐに目に見える数字として表れなくても、時間をかけて築き上げてきたものがある日、ふと花開く瞬間があるんです。IT業界では味わえなかった時間をかけることの尊さを、福祉の仕事をするようになって初めて実感しました。
クリス 求められるものが真逆な両方の業界を経験されているからこそ、村井代表のお話には大きな説得力を感じますよ!