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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

IT×障がい者福祉で 地元印西の活性化に貢献
障がい者グループホームKEN/KBJC合同会社 代表 村井新太郎

 
プロフィール 千葉県印西市出身。IT業界で20年以上にわたって活躍し、マーケティングの分野でも実績を積む。その後、障がい者福祉を通じた社会貢献に取り組みたいとの思いからKBJC(同)を設立し、障がい者グループホームKENの運営事業をスタートした。現在は印西市内に複数の戸建て型グループホームを展開するとともに、地元である印西市の活性化にも取り組んでいる。
 
 
 
千葉県印西市でKBJC(ケービージェーシー)合同会社が運営する障がい者グループホームKEN(ケン)。村井新太郎代表は、長きにわたってIT業界でキャリアを積んできたプロフェッショナルだ。しかし、常に結果が求められるIT業界の中で、人に寄り添いながら地域社会に貢献できる仕事がしたいとの思いを募らせていたという。そんな村井代表に、IT業界とはまったく異なるスタンスで取り組む障がい者福祉への思い、そして地元である印西市への思いを聞いた。
 
 
 

プライバシーとセキュリティを両立した施設

 
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インタビュアー 春香クリスティーン(タレント)
春香クリスティーン(以下、クリス) 本日は千葉県印西市でKBJC合同会社さんが運営する、障がい者グループホームKENの村井新太郎代表にお話をうかがいます。こちらはどのような施設なのか教えてください。
 
村井 当施設は、主に知的障害や精神障害を持つ方を対象とした戸建てタイプのグループホームです。全室鍵付きの個室に加え、複数台の防犯カメラや指紋認証によるスマートキー玄関の設置、夜間支援のサポートなど、プライバシーとセキュリティの両立に力を入れておりまして。家庭的で安心できる暮らしの場を提供しています。
 
クリス ホームページのお写真を拝見したところ、とても明るくて開放感があって、過ごしやすそうですね。村井代表は、福祉の業界で長くお仕事されているのですか?
 
村井 いえ、実はもともとIT企業の出身です。インターネット系企業から外資系ソフトウェア企業でエンジニアやマーケティングなどさまざまな職種を経験しています。しかし、私の仕事はBtoB、つまり企業間取り引きが主となります。その中で、より広く一般社会に貢献できる取り組みがしたいという思いから福祉に関心を持ち、このグループホーム事業を立ち上げました。
 
クリス えっ!? IT業界のご出身とは意外ですね! 福祉業界ではかなりめずらしいのではないでしょうか? ますます興味が湧いてきました。その魅力を詳しくうかがっていきましょう!