豊富な多肉植物を展開
タニラーが集う専門店

上田 そう言っていただけて嬉しいです。ちなみに当店の多肉植物は、昨年から高砂市のふるさと納税の返礼品にも認定されているんですよ。
狩野 それは驚きました。多肉植物が返礼品というのは珍しいのではありませんか?
上田 そうだと思います。開業にあたって高砂市から新規就農の認定を受けた際、多肉植物の生産というニッチな分野だったので市役所がざわつきましてね(笑)。その後、ふるさと納税の返礼品として提案したところ、「これは絶対にいける」と市役所のみなさんに大いに喜んでいただけたんです。それに、新たに農家になったのは市制70年の間で私が二人目なんだそうですよ。
狩野 高砂市の多肉植物が好きな方たちにとって、ずっと望んでいた地域の専門店ですから、とても喜ばれたと思います。多肉植物にかける上田代表の情熱が、周囲の方にどんどん伝わっているようですね。
上田 用土からこだわり、丁寧に時間をかけて育てている多肉植物を提供できて私も嬉しいですね。この仕事をラーメン店に例えると、おいしいスープをつくるために、豚を育てるところからやっているような、手間のかかるものだと思っています。でも、それは私にとって苦ではなく、楽しくて没頭してしまうことなんです。
狩野 なるほど。上田代表の多肉植物にかける情熱は、良い意味で変態ですね(笑)。

狩野 何かに没頭できる人生は素晴らしいもの。私にとっての野球と上田代表にとっての多肉植物は、同じだと感じました。それでは最後に将来の目標をお聞かせください。
上田 地域密着の多肉植物専門店として、高砂市を盛り上げると同時に、当店の多肉植物を全国の園芸店や生花店と一緒に並べてもらい、日本を制覇することが私の展望です。そのためにも、誰も見たことがないようなオリジナルの品種を生み出す挑戦を続けていきます。狩野さん、本日はありがとうございました。ぜひ気に入った鉢をお持ち帰りください。
狩野 ありがとうございます! 今日から私も多肉植物にどっぷりとはまりそうですよ。上田代表にはぜひ、多肉植物の世界を究めるまで走り続けていただきたいですね。応援しています!
「仕事を楽しむ」とは‥
今日、来月、来年へと目標をもって挑戦し続けることです。やってみないとわからないからこそ行動し、たとえ失敗したとしても、それを次のステップに活かしていきます。さらに魂込めてつくった植物を販売するだけでなく、そのかわいさをお客様と共有することも仕事の楽しみにつながっています(笑)!
(上田幸司)
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多肉植物研究所
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