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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

異国情緒溢れるサロンで 心も体もリラックス
Magenta(マゼンタ) 代表 平原香菜子

 
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インタビュアー 宍戸開(俳優)
宍戸 多彩なエステメニューで地域リピート率No.1のMagentaさんにお邪魔しています。整体、アロマ、痩身、よもぎ蒸し・・・本当に幅広いサービスをご提供されているんですね。
 
平原 サロンをスタートさせたとき、メニューはよもぎ蒸しとアロママッサージだけだったんです。お客様と接しているうちに、あれもこれもと欲張りになってしまって(笑)。各メニューを通して、優秀な有資格者スタッフがこだわりの施術をご提供しています。
 
宍戸 平原代表は、ずっと美容業界で働いていらっしゃったんですか?
 
平原 いえ、大学卒業後は一般企業で働いていました。でもその会社が、働き始めて3ヶ月で倒産してしまったんですよ。以後フリーター生活を余儀なくされたものの、これが意外と楽しくて(笑)。ところが1年半ほど経った頃、突然体を壊してしまって仕事ができなくなったんです。生活もままならなくなったので、両親を頼らざるを得なくなり、千葉の実家に移住することになりました。さらにその頃、母も体調を崩してしまい、親子で闘病生活を送ることになったんです。私も半年くらい、引きこもりになってしまいました。
 
宍戸 それは大変な状況でしたね。今の生き生きとしたご様子からは、なかなか想像がつきません。
 
平原 もともとストレスから学生時代には拒食症、就職してからは過食症に悩まされていたんです。元気になったら健康に関係した職業に就きたいなと思ってはいました。
 
宍戸 平原代表ご自身が、病気やストレスなどさまざまなものと闘ってこられたんですね。そのご経験を活かして起業しようとお考えになられたのでしょうか。
 
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平原 ええ。ただ、経験や資格もなかったので、どうしたものかと考えていたとき、ある女性経営者の方から、一度海外に行って見識を広めたらどうかと勧められましてね。思い切って、単身オーストラリアに渡ったんです。
 
宍戸 つらい状態だったにも関わらず、オーストラリアへ! ものすごいエネルギーじゃないですか。
 
平原 渡豪してからは、友人の伝手でリラクゼーションサロンで働くことになり、そこで手技を学びました。ただ、ワーキングホリデーを利用しての渡豪だったので1年でビザが切れてしまうんです。そこで、オーストラリアの政府指定の地域で約3ヶ月働くことで得られるセカンドビザを利用することにしまして。バナナ農園に住み込みで働きながらもみほぐしの勉強を続け、帰国後にリラクゼーションの店舗を開いたんです。