
インタビュアー タージン(タレント)
寺尾 私はもともと内気な性格だったんですよ(笑)。しかし、高校時代に友人が音楽のライブに誘ってくれまして、そのときステージで輝いているボーカリストを見て、自分もこんなふうに格好良く生きていこうと決意したんです。そして、積極的に人と関わるようになり、弱気な自分を鼓舞しながら前に進んできました。
タージン とても話しやすい雰囲気の寺尾社長。もともと引っ込み思案な方だったとはまったく感じられませんよ。現在は造園を軸に、さまざまなサービスを展開されていますよね。どのようなきっかけで独立されたのでしょう?
寺尾 以前はホテルや民泊を運営する不動産会社に勤務していましたが、コロナ禍で造園業を営む知人の仕事が激減してしまいまして。私は彼を支えるため、会社を辞めて営業面を手伝うことにしたんです。ただその後、知人が別の業界へ転職し、私が現場の仕事も引き継ぐ形になりました。そこから自ら技術を学び、造園を軸に独立したのが始まりです。
タージン 造園業といっても、御社はかなりユニークな方向性ですね。

タージン 終活と造園を結びつけた「庭じまい」という考え方がとても興味深いです。
寺尾 例えば、不要な樹木を伐採・抜根して視界をすっきりさせたり、思い入れのある木だけを残したりしています。大切なのは“思い”に寄り添うこと。高価な造園ではなく、“今の暮らしに合った、手間のかからない庭づくり”が、これからの時代に必要だと思うんです。