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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

経験豊富で相談しやすい
信頼を重ねる塗装会社

 

挫折を味わいながらも周囲の応援により再起

 
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狩野 大塚代表は、この業界に入られて長いのでしょうか。
 
大塚 もう10年以上になりますね。私は2025年3月現在29歳でして、10代の頃に塗装工事の業界に入ってから一筋にこの仕事をしています。
 
狩野 お若いながらも、経験豊富でいらっしゃるんですね。大塚代表が業界に入った当時は、いわゆる昔ながらの職人気質の方や厳しい態度を取る方も多くいたでしょうし、苦労もなさったのでは?
 
大塚 おっしゃり通りですね。怒鳴られたり殴られたりといったことは日常茶飯事でした。それに、技術も親方や先輩が教えてくれるわけではなく、「見て盗め」が一般的でしたから、最初のうちは仕事を覚えるだけでも大変でしたね。それに、人間関係の面でも苦い経験をしました。というのも、髙成を開業する前に、実は20歳の時に一人親方として独立したことがあったんです。
 
狩野 お若くして独立なさっていたんですね。当時どのようなことがあったのか気になります。
 
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大塚 一通りの作業自体は一人でこなせる自信がつき独立したものの、やはりまだ若かったため営業のノウハウもなく、仕事の依頼を得るにも社会的信用が足りませんでした。そこで、とある先輩職人に相談したところ、一緒にやろうと言ってくださったんです。ところが、しばらくしてその方が原因となり金銭トラブルが生じてしまいまして。私はその方を信頼していた分、こうした結果になってしまったことが非常にショックで、精神的にも金銭的にも、まさにどん底に落ちてしまいました。しかし、そんな時にほかの先輩方や仲間たちの応援があり立ち直ることができたんです。あの頃支えてくださった方々には本当に感謝しています。
 
狩野 人間関係において、まさしく酸いも甘いも経験なさったんですね。でも、挫折を味わった際に、業界を離れようとは考えなかったんですか?
 
大塚 ええ。それは考えませんでした。もう一度、独立してやり直したい気持ちが強かったのと、それに何よりも、この仕事が楽しくて好きでしたからね。
 
狩野 さまざまな経験を積んできたからこそ、大塚代表の言葉には大きな説得力を感じますよ。