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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

誇りを持てる人間を育む
本物を追求する学習塾

 

従業員と生徒が夢を持てる指導を

 
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水野 佐々木社長が大手と差別化している運営方針などがあれば、ぜひ教えてください。
 
佐々木 まず、生徒さん一人に先生一人がつく、完全マンツーマンの個別指導塾であることです。そのため、わからないことがあればすぐに質問に応えられますし、学習時につまずきがあれば、それを速やかに察知して対応できるから、細かい指導ができます。さらに、講師や務める従業員たちのキャパシティを上回る集客は行いません。仮に人数が増えて対応が難しいと感じた場合は、新たな入塾をお断りさせていただいています。
 
水野 完全個別指導を徹底しているんですね。利益を追うのではなく、質のいいサービスを提供していらっしゃることがよくわかりますよ。ご自身の体験に基づき、理想とする塾を立ち上げられた佐々木社長。塾の運営についてお聞きしただけでも佐々木社長独自の哲学が伝わってきました。ぜひ、従業員の方や生徒さんに接するうえで心がけていることや、指導するうえでのポリシーなどがあればお聞かせください。
 
佐々木 従業員や生徒にはとにかく、夢を持ってほしいと強く思っているので、夢を持ってもらえるような指導をすることを意識しています。そのためには、成功体験を積んでもらうのが一番です。
 
水野 佐々木社長が考える成功体験とは具体的にどんなことかが気になります。
 
広々とした自習室
広々とした自習室
集中できるこだわりの学習机や椅子を使用した完全個室
集中できるこだわりの学習机や椅子を使用した完全個室
佐々木 能動的な目標を自分で設定することです。本人が決めた目標を達成できたら、それは成功体験と考えています。その成功体験を積み重ねればいずれ夢を持てるでしょうし、「やればできる」を自ずと実感することでチャレンジ精神が身につき、ひいては夢を持つことにつながると思います。
 
水野 目標を達成することかぁ。確かにそうですね! 塾の経営者さんは、教育方法や学びの手法に重きを置いてこだわっている方が多い印象です。でも佐々木社長は、人生において大切な、より根源的な部分を育むことに注力していらっしゃるようにお見受けしました。
 
佐々木 ありがとうございます。例えば生徒さんに声をかける際には、「次の定期テスト70点は絶対取ろう」と講師が決めるのではなく、「あなたは何点取りたい?」と尋ねてみる。生徒が「80点取りたい」と答えたら「わかった。先生も頑張ってサポートするよ!」と伝え、最大限のサポートを行います。そうやって能動的に目標を持ってもらうことが、教育においては大事なことだと思っています。従業員に対しても目標は設定していますが、その具体的な内容は私が考えるのではなく、従業員に立てさせています。生徒さんに対しても従業員に対しても、能動的な目標を自分で掲げさせる、そして、達成してもらうために一緒になって頑張る。それこそが本物の教育だと私は考えています。