矢部　相手に合わせて自分を演じることは、とても重要だと思います。私の生きてきた芸能界は特にそういう世界だと思っていますし、それは社長を務めている方も同じかもしれませんね。相手に気持ち良くなってもらえるからこそ、仕事につながるケースもありますし、そのようにして横のつながりも広がっていくのだと思います。
 
内田　そうですね。弊社も最初の契約会社は1社のみで、そこから輪が広がり、今があります。スタッフも幅広い年代が揃ってくれて、誠実に付き合うことで信頼関係も深まっていると感じていますね。
 
矢部　相手に合わせてポジティブに接することで、お互いの関係性はまったく変わってくると思います。ところで、物づくりの業界はきつい・汚い・危険の3Kとも呼ばれていますよね。内田社長の世代でイメージチェンジに取りかかる時期なのかもしれません。
 
内田　そうですね。ただ、働く環境を変えることはできませんから、福利厚生の満足度が上がるよう尽力しているところです。また、会社の売り上げは給与で還元しています。スタッフの幸福度が上がることで、業界にも良い影響が出たらいいなと思っていますよ。
 
矢部　とても素敵なお考えだと思います。自分のことばかり考えている社長もいる中、内田社長の周りへの心配りは際立っていますし、私も見習う点が多々ありますよ。どこまでも周囲の方々のことを考えている内田社長と共に働くことができて、スタッフさんたちもきっと幸せでしょうね。