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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

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両親が体操選手のアスリート一家で育つ

 
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檜山 体操は私が直接指導していて、エアリアルのレッスンについてはエアリアルのパフォーマーとして活動している私の姉が指導をしているんです。姉はもともと、シルク・ドゥ・ソレイユの日本人初の登録アーティストで、現在もさまざまなアーティストのライブに出演したり、振り付けを行ったりしていますよ。
 
宮地 そんな実績がある方から、直接指導していただけるのはかなり贅沢ですよね。ところで、檜山代表と体操の出会いは?
 
檜山 もともと私の両親が体操選手で、体操教室を営んでいたんです。年齢が離れた姉が2人いて、姉たちも体操をしていたので、その影響もあって物心ついたときから体操をやっていましたね。
 
宮地 家族全員で体操を! まさにアスリート一家ですね。
 
檜山 小さい頃から体操一筋で練習に励んできた成果が実を結び、中学校3年生のときに全国体操競技選手権大会で優勝することができました。高校に進学してからは、ジュニアナショナルの日本代表に選出されたんです。
 
宮地 これは驚きました。本当に華々しいご経歴です。
 
檜山 ありがとうございます。高校時代も好成績を収めることができ、特待生として大学に進学することができました。しかし、入学して半年後に、練習中に首を脱臼骨折してしまったんです。脊髄を損傷してしまい、1年半入院し、その後1年間のリハビリ生活が続きました。
 
のびのびと体を動かせる開放的な空間
のびのびと体を動かせる開放的な空間
宮地 それは辛い経験でしたね。小さい頃から続けてきた体操を、ケガという形で続けることが困難になってしまうのは、相当心苦しかったと思います。ケガをトラウマに感じるアスリートの方も多いと聞きますし、引退という言葉も頭によぎったのでは?
 
檜山 不思議なことに、それはありませんでした。入院している間は、毎日のように大学の体操部のコーチがお見舞いに来てくださったんです。サポートしてくれたり、体操部の現状を話してくださったりして、今後体操に関わりたくないという気持ちはまったく起きませんでした。それに、大学時代も今も体操部の後輩が慕ってくれて、こうしてプライベートも充実しているのは、体操がつなげてくれたものでもありますからね。そういったこともあり、体操界に恩返しをしていきたいと思うようになったんです。