宮地　今後のスクールの展開については、どのようなビジョンをお持ちですか？
 
檜山　実はご近所の年配の方々に、「近場で体を動かせる場所があったら嬉しい」とお声がけいただいたんです。そのニーズに応えるために、高齢者の方向けのプログラムをつくるなど、まずは地域の方々に愛してもらえるようなスクールにしていきたいですね。そこから、少しずつ店舗を増やしていければと思っています。ゆくゆくは、活躍する選手を育成できるような施設をつくることが理想です。
 
宮地　ここまで対談をして、檜山代表は本当に体操がお好きなんだなと感じました。指導する檜山代表が体操を心から楽しんでいらっしゃるからこそ、子どもたちにも思いが伝わり、きっとみんな体操を好きになると思いますし、辛いことがあって「今日は行きたくないな」というような日があったとしても、続けることができるはずです。私は小学生の頃に跳び箱が得意で、7段にチャレンジして跳べたときに拍手喝采が起こったんですよ。周囲からも、「すごいね！」と褒められたことを今でも覚えています。その時に「一生懸命運動することって、すごく楽しいな」と心から感じました。ただ、当時は体操を学べる場所が周りになかったこともあり、大人になった今は、跳び箱を見ると「怖い」と感じてしまいます。当時、檜山代表のような方が近くにいたら、人生が変わっていたかもしれませんね（笑）。