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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

害虫駆除から清掃まで
困り事をマルチに解決

 

原点は最初の仕事で受け取った1万円

 
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鶴久 もともと鈴木代表は、害虫駆除とは関係のない分野でお仕事をされていたとうかがいました。なぜ畑違いの会社を興そうと思われたんですか?
 
鈴木 前の会社を辞めるにあたり、将来独立して働くことを見据えて業種を選ぼうと思ったんです。自分の腕一本で仕事をするにはと考えたとき、害虫駆除や清掃系の仕事をやってみたいと思い、転職先の会社を選びました。その会社では会長の方から、技術面だけでなく、お客様との適切なコミュニケーションの取り方なども教わりました。そして、いよいよ独立することとなり、佐々木と2人で起業するに至ったんです。
 
鶴久 聞いているとわくわくする、熱いストーリーですね。佐々木専務は、どのようなお仕事をされていたんですか?
 
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佐々木大翔専務
佐々木 私は当時、資産運用事業をメインにしていました。仕事柄、自分が楽しいと思えるものに投資したいという気持ちが常々ありまして、鈴木から「一緒にやらないか」と誘われたとき、「これだ!」と迷いなく決心したんです。
 
鶴久 「今やるしかない」という両者の思いがタイミング良く合わさったわけだ。2人で会社を設立されて、これまでに何か印象に残っているお仕事はありますか。
 
鈴木 創業して、最初にいただいたお仕事です。依頼の内容は、ゴキブリ駆除のお仕事でした。自分たちだけの力でお客様を探し、実際にお仕事をさせていただき、そこでお客様から対価として1万円をいただいたんです。自分たちの腕一本でいただけた1万円。これが私たちにとって、ものすごく価値のあるものに感じたんですよね。そのとき、直接お客様のために仕事ができる楽しさを実感し、「お客様のことを第一に考えて事業を営もう」とあらためて強く思いました。
 
鶴久 素敵なエピソードだ。その体験が、2人の原点とも言えるお仕事になったのですね。
 
佐々木 パソコンの前に座って資産運用で手に入れる1万円と、お客様から直接いただける1万円は、どちらも同じ1万円です。でも、そのお仕事を経験したことで、「ありがとう」の気持ちが詰まった1万円をいただける幸せを大切にしていこうと思うようになりました。