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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ライフラインを守り抜く
きれいで丁寧な水道工事

 

見えない場所だからこそきれいに施工する

 
水野 その気持ちの変化から、何か行動に移されたのですか?
 
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吉岡 ええ、さまざまな業種の経営者や親方のお話を聞いたり、さらに高度な技術を身に付けるためにまだやったことのなかった施工にも挑戦したり、また、材料一つひとつの名前を覚えるなど、まだまだ自分に足りていなかったものを補うようになりました。独立するなら最初から会社を立ち上げるつもりだったので、自治体の指定業者になるため給水装置工事主任技術者の試験にも挑戦しましてね。この試験に合格したのが、29歳だった2018年12月です。もともと30歳で独立をしたいなんて漠然と目指していたものの、勢いで1ヶ月後の2019年1月に弊社を立ち上げてしまいました(笑)。
 
水野 それはすごい(笑)。新たな人生のスタートに不安はなかったのでしょうか。
 
吉岡 実際に事業を開始したのは、お世話になった勤務先の会社で引き継ぎが終わった4月からです。これまでに幅広い人脈を築き仕事をくださる方に話をしましたし、「頑張れよ」「応援するぞ」というご声援もたくさんいただいていたので、不安はなく楽しみが大きかったです。
 
水野 周囲から熱いサポートがあったのは、吉岡社長がそれだけ信頼されていたからでしょうね。あらためて吉岡社長が日頃から心がけていることを教えてください。
 
吉岡 弊社が成り立っているのは、元請け様をはじめ個人のお客様や取引先ハウスメーカーさんが弊社に施工を依頼してくださるからで、さらに日々業務を全うしてくれる従業員・協力業者様の協力があってこそ可能なことです。なので、誰に対しても感謝の気持ちは常に忘れません。また、最終的に水道管排水管は見えなくなることがほとんどです。そのため私たちは見えない場所であろうがなかろうが、丁寧かつきれいに配管するよう心がけています。
 
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水野 最近はSNSに施工の様子をアップする建設業者さんも多いですよね。その中には計算し尽くした芸術的な配管がいっぱいあって、私も大好きでよく見ているんですよ!
 
吉岡 ええ、美しさにこだわっている職人の配管は見ればすぐにわかりますね。弊社もその点は同じ方針を貫いていますし、これからもブレずに守り続けるつもりです。それだけでなく、私たちは施工中の道具の置き方にも配慮しているんですよ。