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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

目元をトータルデザイン
魅力や美しさを引き出す

 

目元デザインは正解がないからこそ楽しめる

 
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名高 あらためて望月代表のこれまでの歩みをお聞かせください。最初から美容の世界で働こうと考えていたのですか?
 
望月 いえ、実は今のような職業に就くまでの間、女優を目指していたんです。しかし、静岡にいながら東京の芸能事務所にいくつアプローチしても、なかなかうまくいきませんでした。その後、役を演じる俳優が表だとしたら、私はその裏で貢献する役割のほうが合っているのではと思うようになり、美容師免許を取得してさまざまな美容の仕事を始めたのがきっかけです。
 
名高 先ほど、裏方の仕事が好きとおっしゃっていましたね。表か裏かにかかわらず、自分がやっていて楽しいのが一番ですから、良い選択をなさったと思いますよ。
 
望月 私もそう思います。あの頃は自分が女優として脚光を浴びたかったけれど、今では自分の担当した役者さんが舞台などに出ている姿を見ることが嬉しいと思うようになりました。
 
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名高 芸能関係の仕事もいろいろなさっているとのことで、その経験はほかの場面にも役立っているのでは?
 
望月 そうですね。芸能界ではメイクにおいても一人ひとりの個性に応じた見せ方の工夫が強く求められるので、経験を重ねるうちに、その人の魅力を最大限に引き出すことが得意になりました。私がメイクによってつくり上げるのはその人の外面ですけれど、表を飾るだけではなく、内面の美しさをどこまで表に出せるか、そこが腕の見せ所だと思っています。
 
名高 現在は目元デザインを専門にされてみて、いかがですか?
 
望月 毎日のように新しい発見があって、奥が深いなと感じています。月に100人から150人程度のお客様が来店されるうちの30人ぐらいは初めての方で、目の形もまつげも皆さん特徴が違うんですよ。それをどうアレンジしてきれいになっていただくか、役者さんのお芝居と同じで正解がないからこそ工夫の余地があるし、楽しいですね。