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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

花を通して心をつなぐ
創業150年の老舗花屋

 
 
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亀田 おっしゃる通りで、お正月にクリスマス、桃の節句やお彼岸など、花はイベントごととの関わりが深いんです。そこで、弊社は行事と花にまつわる謂われや豆知識をLINE公式アカウントでコラムとして発信しています。割引クーポンよりも断然反応がいいんですよ。
 
鎮西 お花の知識を気軽に得られる機会は貴重ですし、楽しく学べそうです! 私は番組や映画の撮影のクランクアップに花束をいただくことが多いので、花の知識がもっとあれば、そこに込められたメッセージを理解できて、より嬉しいだろうなと思いますね。いただくお花には役のイメージや現場での私の印象が反映されているように感じることもあって、言葉の代わりにお花をもらっている感覚があるんですよ。
 
亀田 花には人を元気づけたり慰めたりする不思議な力がありますよね。先日、スタッフ会議で、「しあわせあったね有花園」というキャッチコピーをつくりました。これにはお客様が求めている幸せを、花を通して一緒に見つけてあげたいという思いを込められているんですよ。「あったね」は「種」とかかっていて、種が持つ新しいものを生み出す力を表しています。種のような強いエネルギーで、希望が湧き出るような接客にもさらに力を注ぎたいですね。
 
鎮西 伝統を守りつつ、進化し続ける姿勢が頼もしいです。亀田社長が描く今後のビジョンがあればお聞かせください。
 
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亀田 これからは販売だけでなく「花と○○」といったかけ算の部分を増やしていきたいです。例えば生徒さんに向けたレッスンなどですね。先日、好評だったのは花に囲まれた状態で行われたライブイベントです。花と音楽は親和性があるので、今後膨らませていきたいジャンルですね。あとは、店舗をレンタルスペースとしていろんな人に使ってもらうことも考えています。そうやって枠にはまらず、多様なシーンで花に親しんでもらえる場を提供していきたいですね。
 
鎮西 可能性は無限ですね。お話を聞いて、亀田社長のお花への愛情が伝わってきて、ここにあるお花もみんな幸せそうに見えました。丹精込めて育てたお花がお客さんの手に渡ることで、その幸せも一緒に伝わっていくんでしょうね。お花は人と人をつなぐもの。これからもお花を通して、たくさんの人の心を豊かにしていってください。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
「3つのこう」を大事にしています。生活上でふとしたことに興味を持つ好奇心。それらを調べ、深堀りする向学心。調べたものを覚え、高めていく向上心。この3つを繰り返していくと、歳に関係なく豊かな人生を送ることができるはず。そんなきっかけを、花を通じてお客様に届けることが私の楽しみです。
(亀田慎也)
 

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株式会社有花園

〒370-0806 群馬県高崎市上和田町8

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