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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

楽しい現場で安全を徹底
互いに支え合う足場工事

 

決してめげずに努力を重ね技術を学ぶ

 
電波塔のような特殊な建物の足場もお任せ
電波塔のような特殊な建物の足場もお任せ
矢部 それにしても、神奈川に来ようと思ったきっかけはなんだったんですか?
 
白石 地元の先輩に誘われたんです。本来は短期間の労働で、ある程度の収入を得たら地元に帰るつもりでした。最初は配管工事などの仕事に就き、その後しばらくして紹介していただいた会社で足場工事を手がけるうちにとても楽しく感じるようになりまして。気付けば長くこちらで生活することになったんです。
 
矢部 足場工事が、天職と感じるほどだったんでしょうね。それでも、建設業界のお仕事は、慣れないうちは大変だったのでは?
 
白石 そうですね。私が駆け出しの頃は上下関係も現在よりも厳しく、今ほど道具も充実していなかったこともあって体力勝負なところもあり、過酷な現場環境だったと思います。中にはその厳しさに耐えかねて、朝8時の始業から10時の休憩までわずか2時間ほどで逃げ出して、現場に帰ってこなくなる同僚もいたほどでした。
 
矢部 そんな環境の中でも、白石社長はめげずに頑張ったわけですか。
 
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白石 はい。頑張れば頑張るほど、自分自身の評価も上がりますし、周囲の職人の方々にも認めていただけます。そうすると、さらにやる気も生まれますからね。特に前職の足場工事の会社には、非常に腕の良い親方がおられまして。その方のもとで多くの技術を学ばせていただきました。昔ながらの職人気質の親方でしたので、仕事を教えていただくというよりも“技術は見て盗め”という職場ではありましたが、工夫して仕事をこなしていくことで、自然と技術力も高まっていったように思います。また同年代の職人も多く支え合うことができましたし、ライバルとしても彼らに負けないようにと奮起できましたね。
 
矢部 なるほど。お世話になった親方や、同僚の職人さんたちなど、良い出会いにも恵まれたんですね。そのように周囲の方々との信頼関係を築けたのも、白石社長の努力の結果だと思いますよ。