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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全方面への感謝を忘れず
社員と夢見る企業づくり

 

「すべてのお客様に感謝を」が社訓

 
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宮地 大きな組織の中ではご自身が理想とするものがつくれないと考えたことで、独立に至ったんですね。それでは、あらためて事業内容をお聞かせください。
 
小用 弊社の事業は、私の古巣である大手携帯電話会社の販売店に、販売や営業サポート、スタッフ教育、コンサルティングなどのサービスをご提供することです。特に重要なのは販売支援ですね。今や誰もがスマホや携帯電話を持つ時代になりました。でも、まだまだ詳しい情報をご存じないお客様もたくさんいらっしゃるんです。
 
宮地 それはまさに私のことですね(笑)。私も本当に何もわからなくて、お店でも店員さんから言われたとおりに契約してしまうんですよ。実際、そのような情報に詳しい人のほうが少ないのではないですか?
 
小用 宮地さんのおっしゃるとおりです。一般のお客様からすると、なかなか詳細な契約内容をすべて把握するのは難しいと思います。でも、毎月のランニングコストを考えると、スマホや携帯電話はなるべく料金が抑えられるように上手に契約したいですよね。携帯電話の販売店というと一般的なイメージでは、とにかく契約させることが目的で、お客様に有利になるような説明はしてくれないと思われるかもしれません。しかし、店舗とは人と人が対面で接する場所ですから、私たちはお客様目線を徹底し、丁寧にご説明することを心がけています。そして、時には冗談を言ったり、和やかに会話したりしてコミュニケーションを深めるようにしているんですよ。
 
宮地 小用社長は、お客さんの懐に飛び込むことを大切にしていらっしゃるんですね。
 
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小用 販売職はそれが最も大事なことですからね。お客様のニーズを引き出してご希望を叶え、「この人だから信頼して商品を買った」と言っていただける関係を築くことが重要です。弊社は「すべてのお客様に感謝を」を社訓としていて、この言葉はエンドユーザー様だけでなく、代理店様や施設管理者様、さらには社内の上長や後輩など、あらゆる方々に感謝しながら日々の業務を行うことを徹底しています。
 
宮地 芸能界も信頼が大切なのは同じですね。でも、私は人を信頼する一方で見返りは求めず、他人に過度な期待をしないよう心がけています。それはなぜかというと「人に裏切られても良い」と思える自分になりたいからなんです。そういう自分になることが、自分も周囲も傷つけず丸く生きる秘訣だと考えているんですよ。人から自分がどう見られているかを常に意識して、悪いことはせず、自分にウソをつかない人間になることが私の目標ですね。
 
小用 なるほど。宮地さんの発想はとても魅力的ですし、その生き方を貫く意志の強さを感じますね!