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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

独自の教育メソッドで 
第一志望合格を現実に!

 

劣等感を克服するためにすべきこと

 
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石黒 そうなんですか!? 今、受験生に勉強を教えておられる平島社長が、勉強嫌いだったとは信じられません。
 
平島 得意なことは何もない。才能もない。勉強する気も起こらない。僕は当時、その原因をすべて才能・環境・人のせいにして生きていたんです。そんな僕が生まれ変わったのが17歳の時でした。作家の杉山奈津子さんという方が書かれた『偏差値29からの東大合格』という本を読み、「俺も頑張ったらできるんじゃないか」と思えたんです。
 
石黒 するとその本を読んで勉強をしたら、実際に成績が上がったんですね?
 
平島 いえ、まったく(笑)。ベストセラーにもなった名著を読んで勉強しても、僕の成績は一向に上がりませんでした。当時の僕にはそれを活かし切る力がなかったと言ったほうが適切かもしれません。しかし、自分の勉強を見直す大きなきっかけになりました。自分自身を分析し、成績が上がらないのは何故なのか、どうして勉強に集中できないのか、自分を変えるには何をすべきなのか、と自己変革のためにいろいろな試みを繰り返し、得られた結果からわずかな成功を積み重ねていきました。
 
石黒 たとえわずかな成功であっても、積もり積もれば、大きな成果になりますよね。
 
平島 そうなんです。ロマン・ロランというフランスの作家がこのようなことを言っています。「英雄はできることをした人である。ところが、凡人はそのできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる」と。
 
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受講者の偏差値を10以上アップさせる指導力を持つ
石黒 知力とか、才能とかの違いではないんですね。
 
平島 はい。例えば、1時間も勉強に集中できない生徒が、「10時間勉強をしよう」という目標を立てても実現は難しいですよね。500gのダンベルを持つのが精一杯な人が100kgのダンベルを上げようとしているようなものです。これこそ、できもしないことを望んでいるわけです。だから、最初は実現不可能な目標を立てるのではなく、「5分集中する」といった実現可能な目標を立てる。「5分勉強したところで何になる」と思われるかもしれません。でも、大切なのは立てた目標をクリアすることです。「10時間勉強する」という目標を立てて挫折するよりも、「5分集中する」という目標を達成したことのほうが、よほど有益です。それができれば、次は30分、1時間と伸ばしていけばいいのですから。