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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建設業界一筋の実力派
適材適所でより効率的に

 

目先の利益は追わず細く長く仕事をしたい

 
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山本 10代、20代の若手は課題を与えればしっかり取り組んでくれるので、どうやって責任感を持たせるかが肝心なところ。それもバレーボールと同じですよ。高村社長はチームワークのつくり方や人材の育成について、本当によく考えておられるのですね。高村建設工業さんを設立して、職人さんとの付き合い方に変化はありましたか。
 
高村 法人化してからは、コミュニケーションを重視して、スタッフと食事に行く機会を増やしました。建築の仕事は職人同士が技術や考え方を理解しているかどうかで、工事の仕上がり具合も大きく変わってくるんですよ。だから特に若い職人たちの性格や思いを把握するためにも、お酒の席や食事には一緒に出かけるようになりました。
 
山本 よく「あうんの呼吸」と言いますよね。それはあくまでも人と人がコミュニケーションをとり、お互いのことを理解した結果。まずは相手を知り尽くさないと、あうんの呼吸も生まれるはずがない。だから僕も、現役時代はよく若手と一緒に食事に行きました。それにしても、建築の仕事は自分が建てた建物がいつまでも残り、見るたびに達成感を味わうことができるでしょう。それが何よりの魅力ではないでしょうか。
 
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高村 はい、私は自分が工事をした建物の近くを通りかかると、家族に自慢することもあるんです(笑)。どんな分野でも同じように、仕事が楽しいと思えば向上心が湧き、頑張れば頑張るだけ稼ぐことができる。建築の仕事にはたくさんの魅力がありますよ。
 
山本 高村建設工業さんの未来が、ますます楽しみになってきましたね。それでは最後に今後の目標を教えていただけますか。
 
高村 弊社のような建設会社は、元請けさんあっての存在です。だから目先の利益を追うようなことはせず、これまで支えてくれた多くの方との出会いを大切にしながら、細く長く仕事をするのが私のこだわり。そのためにも現場では当たり前のことを当たり前にこなし、誰にでも納得していただける会社にしていきたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事に楽しく取り組める環境をつくることです。
(高村藤朗)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 高村建設工業株式会社
■ 本社 〒611-0042 京都府宇治市小倉町堀池7-58-3F
■ 事業内容 鉄筋・土木・外構・設備工事
■ 設立 平成28年6月
■ 従業員数 22名
■ ホームページ http://tk-takamura.com