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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

就労支援と便利屋業で
人と人の絆を再活性化

 

便利事業を通じて心の触れ合いを復活させる

 
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原田 「漢江グループ」という名前の由来は何でしょう?
 
大村 朝鮮戦争後、大韓民国が短期間で成し遂げた復興と経済成長を示す「漢江の奇跡」から取りました。自分たちの力で社会を活気づけていく、韓国人のようなパワフルさが欲しいと思い、頭文字に付けたんです。世の中の流れが加速し過ぎている現代では、核家族化なども進み、人と人の触れ合いが失われているように思えます。私が便利屋アップルという便利事業を始めたのも、仕事を通じて人とのつながりを活性化したいと考えたからです。しかし、独立当初は便利事業の認知度が低かったので、「企業に顧問弁護士さんが付いているように、各ご家庭に顧問となる便利事業会社がいるようにしたい」との目標を掲げ、がむしゃらに働いてきました。
 
原田 さぞ頑張られてきたこととお察しします。ここ数年、便利事業の認知度は上がってきているのではないでしょうか。
 
大村 はい。新規ユーザーの方にも気軽に利用していただけるようになりました。最近ではリピーターのお客様も増え、嬉しい限りです。
 
原田 では改めて、漢江グループさんの事業内容を詳しく教えていただけますか?
 
大村 草刈り、害虫駆除、掃除、家具の組み立て、買い物、犬の散歩、不用品・家電の回収作業、粗大ゴミ撤去作業など様々な作業を、お客様に代って私たちが行います。遺品整理も手がけていましてね。古物営業許可証を取得しているので、遺品に含まれている骨董品や貴金属の買い取りも可能です。
 
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原田 おぉ、本当にいろいろなことに対応している! その中でも、一番多い依頼は何でしょう?
 
大村 不用品の回収が一番多いですね。また、最近では「ゴミ屋敷になっている自宅を掃除してほしい」との相談が増えています。女性から依頼されることもあり、その場合は女性スタッフを派遣していますよ。
 
原田 女性の私物を扱うわけだから、男性スタッフだと依頼者さんも抵抗があるかもしれない。行き届いた配慮ですね。
 
大村 女性ならではの細やかな気遣いは、高齢者の方にもご評価いただいています。弊社としても、女性スタッフの存在に助けられていますので、これからも頑張ってほしいですね。