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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“郵便のプロ”として
発送業務を一括代行

 

郵便のプロとして郵送をサポート

 
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有場 価格を抑えられる理由は他にもありまして。三浦さんは「白札、茶札、緑札」というのをご存じですか?
 
三浦 いえ、今初めて聞きました。
 
有場 郵便局に郵便物を差出する際、割引を受けるためには「割符」という紙札を区分した郵便物の束につける必要があります。2000通以上で差出から配達までの猶予がなしの場合は白札、2000通以上で差出から配達まで3日猶予がある場合は茶札。2000通以上で1週間程度の猶予がある場合は緑札を使い、猶予があるほど割引率が上がっていく、という仕組みです。だから価格がより安くなるんですね。ちなみに、割符の他にも、料金別納マークに入っている線の数でも割引率が把握できますよ。
 
三浦 へぇー、それは知らなかったなぁ。つまり、「配達の優先順位が低いものは、その分まけるよ」ってことですね。その制度を知らない方は、多いと思いますよ。
 
有場 2016年6月からスタートした郵便料金の改定をご存じない方もおられます。郵便料金は、制度や仕組みを知ったうえで活用すればコスト削減につながるもの。ですが、大々的に宣伝されないので、情報が入ってきにくいのです。だからこそ私たちが、郵便のプロとしてサポートできればと考えています。
 
三浦 郵便物って必要なものなのに仕組みがわかりづらいので、頼もしいお言葉ですね。郵便代が安くなること以外には、どのようなメリットがあるのでしょう?
 
有場 封入や区分、差出、保管、ダイレクトメールの制作を一貫して行うので、お客様の手間を大幅に省くことができます。例えば学校の資料ですと、封筒に資料を詰めるところから宛名宛先が書かれたシールを貼り、区分して郵便局へ持っていくところまで代行。量によりますが、昼頃までにご依頼いただければ、その日中には発送準備が整いますよ。
 
三浦 全ての工程を自社でされていて、即日対応とはすごいですね。
 
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有場 そこが当社の強みの1つですから。下請け会社を通さず一貫体制で行うことで、意思の行き違いやミスも減らせるうえ、作業に携わる人数がむやみに増えないので、お客様へも還元できます。
 
三浦 お客さんのためになる体制を第一に考えておられるんだ。
 
有場 もちろんです。通常なら1通12円かかる郵便物の代行を請け負う際も、お客様の予算が1通10円の場合には、「お届けまで2週間猶予をいただければ、1通8円で結構です」と提案することもあるんですよ。
 
三浦 そこで1通10円ではなく、「8円」で提案するのがまたすごいなぁ。「郵便のプロ」と、有場社長がおっしゃった意味がよくわかります!