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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“郵便のプロ”として
発送業務を一括代行

 

サービスのクオリティとセキュリティも徹底

 
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三浦 今お聞きしてきたサービス内容って、そもそもまず郵便局と良い関係を築いていないとできないことですよね。
 
有場 そうなんです。もともと私は、以前勤めていた物流会社でお世話になった先輩と立ち上げた会社で、郵便物を扱っていましてね。その仕事をする中で、日本郵便さんからお声がけいただいて今の関係があるんです。お声がけいただいた理由は、「あなたの会社だけ、郵便物をキレイに整えて持参してくれていたから」とのことでした。
 
三浦 そういう細やかな仕事ぶりって、やっぱり見ている人はちゃんと見ていますし、基本的なところにこそ、プロ意識って現れますよね。
 
有場 そう思います。プロ意識といえば、こちらは少し恥ずかしい話になりますが、昔、古くからお世話になっているお客様の案件で、必着日に郵便物が届かないという大ポカをしてしまったことがありまして・・・。もちろん事前に発送の確認は取ったものの、どこかで認識違いがあり、必着日に間に合わなかったのです。その時、自分の考えの甘さを知ると同時に、「郵便物を万全の状態で確実に送り届けるところまでが、自分たちの仕事なんだ」と改めて痛感しました。
 
三浦 配送間違いなどが許されない仕事だと、それだけ高い意識が求められますよね。そのあたりは現在、社内でどのように徹底されているのでしょうか?
 
有場 お客様の希望日に、必ず郵送物が届くようにするというルールは、最低限守るべきこととして社内で共有しています。それから封入作業1つとっても、封筒に別のものが混入したり、宛名シールの貼り方が歪んでいたりしては、それだけで当社だけではなく、お客様の信頼も下がってしまいます。ですからどの工程も細心の注意と気配りを持って作業していますし、パートさんの教育にも力を注いでいるんです。
 
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三浦 会社全体でプロとしての心構えを浸透させているのですね。ところで郵便物を扱う以上、個人情報の取り扱いなど、セキュリティ面の質も求められるのではないですか?
 
有場 その点は何より注意しています。紙に印刷された個人情報はシュレッダー処理をかけ、データ物も確実に処分。加えて、個人情報取り扱いにおいて万一の事故を防ぐために、作業場に防犯カメラを設置し、従業員の携帯電話の使用も休憩室のみに限定しております。もちろん従業員を信用していますよ。とはいえ、お客様にご安心いただくためには、徹底した体制をとることが重要だと思っているんです。
 
三浦 それだけ徹底しておられるとあれば、お客様も安心してメールセンターさんにお任せできますね。