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つくる喜び、味わう幸せ
陶芸×和食を五感で満喫
ろくろと米 ととと

◆“つくる”と“味わう”を一軒で
 食事も楽しみな体験型陶芸BAR

 
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自分で設備をそろえるのが難しい陶芸に気軽に挑戦!
今年は9月下旬にさしかかっても気温が30℃近い日が多かったものの、ようやく少しずつ、秋の兆しが感じられる日も増えてきましたね。読書の秋や食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋――と、本来は過ごしやすい気候のためさまざまな活動に適していて、実り豊かなこの時季。しかし最近では、日本の四季が失われ、夏と冬の“二季”になりつつあると言われることも。だからこそ、日々、季節感を意識し、感性を刺激するような場所で過ごしたいと思いませんか? 
 
今回ご紹介するのは、東京・墨田区にある「ろくろと米 ととと」。ネーミングから伝わるとおり、陶芸体験と炊き立ての土鍋ご飯をはじめとした食事を提供する、一軒で二度おいしい体験型陶芸BARです。
 
何かものづくりを始めたいと思っても、自分でつくり方を調べて材料や道具をそろえて・・・となると、なかなか骨が折れるもの。ろくろや窯といった大がかりな設備が必要な陶芸となると、なおさら難しく、構想時点で断念する人も少なくないと言います。ろくろと米 とととなら、気軽に陶芸体験に取り組めるだけでなく、創作の後はおいしい食事がお待ちかね! “つくる”と“味わう”が融合する贅沢な空間で、芸術の秋と食欲の秋をどちらも楽しみつくしましょう。
 
 

◆居心地のいい古民家BARで
 気軽にカウンター陶芸を

 
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古民家をリノベーションした「ろくろと米 ととと」
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「どんな器をつくろうか」と、ワクワクさせてくれる空間
リノベーションされた古民家で、陶芸と旬の食材を用いた和食や厳選した日本酒などを楽しめる体験型の隠れ家BAR、ろくろと米 ととと。建設・アート&クラフト・飲食と分野の違う3事業をかけ合わせた展開を行う株式会社クレアワークスが手がけるArt&Craftカフェ「CREA BASE」の新業態として、2023年4月にオープンしました。前述の通り、陶芸は初心者にはハードルが高く、興味があってもなかなか踏み出せないことがほとんど。そうした状況から「土の感触、温度、匂い、音、ろくろと土と向き合う時間の素晴らしさをもっと気軽に多くの人に知ってほしい」「カフェでコーヒーを飲むくらい気軽に陶芸に触れることができるお店をつくりたい」という思いのもと、陶芸体験BARというユニークなスタイルに辿り着いたと言います。
 
ろくろと米 とととでは、食事とミニろくろによるカウンター陶芸のセットコースを提供。ランチとディナーで食事内容は異なるものの、陶芸体験は約1時間となっており、小さな器や花瓶をつくることができます。土の感触に集中しながら、目の前で器が形になっていく時間は、日常を忘れるほどの没入体験。もちろん、陶芸が初めてでもスタッフが丁寧にサポートしてくれるので安心です。作品を形成したら、あとは15種類の釉薬から好みの仕上げを選ぶだけ。焼成して3~4ヶ月ほどで自宅へ届く流れとなっています。
 
陶芸は、土に触れ五感が刺激されることで緊張状態がほぐれて脳のイメージ活動が活発となり、リラックス効果やストレス解消、達成感による自己肯定感向上にもつながると言われているのだとか。日頃のストレスを忘れてものづくりの楽しさと喜びを味わえ、さらに手を洗って席に戻れば、楽しい食事の時間のスタート――。心身が満たされる、豊かなひと時になることでしょう。
 
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食事の前の約1時間、カウンターでミニろくろに没頭
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釉薬次第で表情もさまざま。手元に届くまでの時間も楽しみ
 
 

◆全国から厳選した玄米を自家精米
 陶芸の後は炊き立ての土鍋ごはん

 
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丁寧に炊き上げた土鍋ご飯は、それだけでご馳走!
陶芸体験だけに力を入れているのではなく、食事の中心に“お米”を据えた、こだわりの和食を提供するのが、ろくろと米 とととの特長です。使用するお米は、昼は福岡県産のヒノヒカリ、夜は月ごとに数種を全国から厳選。いずれも玄米を毎日自家精米し、土鍋で炊き上げることで米本来の旨みを最大限に引き出します。
 
昼の食事コースは、秘伝のタレでしっかりと煮込んだ黒毛和牛の牛すじをたっぷりとごはんに乗せた「陶京和牛すじ重」、またはごはんに海苔を敷き、極上の辛子明太子を一本丸ごと乗せゆずと大葉の風味をきかせた「陶京めんたいこ重」の2種。いずれも炊き立ての土鍋ごはんと相性抜群で、集中して陶芸に取り組みほどよく疲れた体に染みわたるおいしさです。一方、夜の食事は、旬を盛り込んだ和食のフルコース。〆はもちろん、土鍋ごはんと味噌汁に香の物、甘味までしっかりと味わえます。日本酒も充実しているほか、誕生日プレートなどの演出も可能なので、特別な夜にもぴったりです。
 
器をつくり、丁寧につくられた食事を楽しむ。そんな“つくる”と“食べる”が響き合う体験は、日常に深みを与えてくれるはず。秋の訪れとともに、五感を耕し、実りある時間を過ごしたい人は、ろくろと米 とととで新しい扉を開いてみてはいかがでしょうか。
 
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秘伝のタレで米が進む、和牛すじ重
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ピリ辛の明太子とご飯は相性抜群!
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夜はゆったりと旬の味わいをコースで
 
 
 
ろくろと米 ととと
〒131-0033 東京都墨田区向島4-30-14
TEL:090-6112-1010(予約はWebサイトのフォームから)
営業:11:00~21:30(LO 21:00)
定休日:月曜
https://rokuro-tototo.jp/

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