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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

保育の現場を変えていく
こども園運営とIT運用

 

生活のすべてが、子どもたちの学びになる

 
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亀山 現在は、3つのこども園を運営されているそうですね。
 
櫛引 はい。私が園長を兼任している、この大原野こども園。それに山ノ本こども園、もずめこども園、どの園も、教育と保育を分けずに指導する幼保連携型認定こども園として運営しています。オランダで開発された、家庭のような雰囲気の居心地の良い環境で遊びを通して学び、子どもたちを成長へと導くピラミッドメソッド幼児教育法を取り入れていまして。子どもの遊びから学ぶ意欲を引き出す方法が、とても特徴的なんですよ。
 
亀山 初めて耳にした教育法です。ぜひ詳しく教えてください。
 
櫛引 この時期の子どもにとって、着替えや食事、友だちとの関わりなど、それらの行動すべてが学びになるんです。特別なことをするより日常をどう過ごすかが大切で、机に向かうだけが教育ではないという考え方です。
 
亀山 生活そのものが、子どもたちにとって学びとなるんですね。
 
櫛引 そうなんですよ。自分で考え、選び、決める。その経験の積み重ねが、その後の人生の土台になると思います。ですので、自主的な遊びがとても重要になってくるのです。実際に園での様子を見ていても、先生から与えられたものよりも自分たちで考えたことに対して、子どもたちはより力を発揮しようとしています。
 
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亀山 自分発の物事のほうに、意欲が湧きやすいということでしょうか。
 
櫛引 おっしゃる通りです。例えば発表会の演目一つを取っても、「何をやりたい?」から始めます。「曲はどんなのが良い?」「踊りはどうしようか?」と先生が聞くと、子どもたちからたくさんのアイデアが出てくるんですよ。自分たちで決めたことだから頑張ろうとする意欲も強くて、とても素敵な仕上がりになるんです。
 
亀山 まさに教育と保育を一体で行うことの意義を、現場で実感されているわけですね。
 
櫛引 ええ、子どもたちは日々の生活の中で私たち大人が想像する以上のことを学んでいます。不思議なことに、こうやって一人ひとりが自信を持つと自然に協調性も出てくるんです。良い意味で空気が読める、ノリがわかるといった子が増えているようにも感じています。