子どもたちへの祖父の思いを受け継いで、今
インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
櫛引 祖父が教育者としてこの地域に赴任してきたのが始まりです。当時は幼稚園も保育園もなく、子どもたちが安心して過ごせる場所がありませんでした。そこで祖父が中心となり、園を立ち上げたんです。
亀山 おじい様が地域の課題に向き合われて、すべてが始まったんですね。
櫛引 はい。その思いを父と母が引き継ぎ、今は私たち孫の代になりました。時代は移り変わっても、子どもを大切にするという軸は変えていません。
亀山 櫛引理事長ご自身は、最初からこの業界を目指して運営を引き継ぐおつもりだったんですか?
櫛引 実は、そうではなかったんです。高校卒業後に家を離れ、東京で別の業界を経験しましてね。ただ、祖父が亡くなる前に戻り、そこから31年間この仕事に向き合ってきました。一度外の世界を見た経験があったからこそ、園の良さも課題も冷静に見ることができたのだと思っています。