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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

毎回新鮮な気持ちで
自由に演じることを楽しむ
俳優 古田新太

 
1月13日から上演される、ロックミュージカルの金字塔『ロッキー・ホラー・ショー』。主演を務める俳優古田新太さんがフランク・フルターを演じるのは、今回で三度目。以前のフランク・フルターとはどのような違いがあるか聞くと、「以前演じたものは一切覚えていない」と語った古田さん。演じ終わったものを忘れ、次の作品に進んでいくことで毎度新鮮な気持ちでお芝居を楽しめるという。そんな古田さんの仕事の楽しみ方を詳しくうかがった。
 

毎回新作の気持ちで演じている

 
舞台の世界は、再演がよくあります。オイラも『ロッキー・ホラー・ショー』でフランク・フルターを演じるのは3回目。でも、前回、前々回のことは一切覚えてないんですよ。毎回新作という気持ちで演じています。
 
共演するISSA君や小池徹平君、武田真治君は、前回も一緒に演じています。でも、昆夏美ちゃん、フランク莉奈ちゃん、峯岸みなみちゃんは初参加です。一緒に演じる役者が変わると、おのずと芝居は変わります。誰と一緒に演じるかによって、臨機応変に芝居を変化させていくのが俳優の仕事の一つだと思います。
 
初参加する女の子3人組は、稽古をしていてとても緊張しているなと感じています。夏美ちゃんや莉奈ちゃんは今までもミュージカルで活躍してきていますが、『ロッキー・ホラー・ショー』のようなインディーズ寄りのカンパニーには慣れていませんから。オイラや、音楽監督を務めるROLLYは突然台本にないことをやり始めたりするし、歌もでたらめだったりする(笑)。それに対してすごく戸惑っているのがわかります。
 
彼女たちに伝えているのは、「まず楽譜に書き込みするのをやめろ」ということ。楽譜に細かく「ここは上手から」などの書き込みをしているんですよ。でも、オイラはそんなことはどうでも良いと思っています。観に来てくださっているお客さんに楽しんでもらえたら、何でも良いんです。自由さが舞台の魅力の一つですね。
 
演出の河原雅彦さんも、もともとインディーズの畑にいた方だから、「自由にやってよ」というスタンスで見てくれていますね。商業演劇界でそう言ってくれる演出家はなかなかいないですよ。だからこそ、この環境で彼女たちに舞台の楽しさを伝えたいと思っています。
 
『ロッキー・ホラー・ショー』は“お客さんいじり”をしてなんぼの作品です。だからコロナ禍の最中にこの作品を上演するのは大きな挑戦だなと思っています。お客さんたちに大きな声を出してもらうわけにはいかないですから。今までの『ロッキー・ホラー・ショー』とは違う形で、一緒に楽しむ方法を鋭意考え中です。今言えるのは、グッズを買ったらもっと楽しめるかも、ということですね(笑)。
 
 
 
 
 

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