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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

生きることすべてが
俳優の栄養となる

 
テレビ朝日にて2012年に第1シリーズが放送され、瞬く間に人気作品となった、ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』。2016年には、人気の高い登場人物である「加地秀樹」を主人公としたスピンオフドラマ、『ドクターY~外科医・加地秀樹~』が「テレ朝動画」にて配信された。その加地秀樹を演じるのが、俳優の勝村政信さんだ。9月15日からは、3作目となる『ドクターY』がビデオパスで配信開始、10月5日のテレビ朝日系での地上波放送も決定した。「まさか毎年新しい作品をつくってもらえるとは思っていなかった」と語る勝村さんに、『ドクターY』撮影時のエピソードや、仕事に対するお考えを聞いた。
 
 

長く続けてるからこそできる話がある

 
ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』のスピンオフである『ドクターY~外科医・加地秀樹~』も、9月15日から配信されるもので3作目となりました。1作目が決まったときは、まさかこれだけ続くとは思っていませんでしたね。スピンオフでは、本編ではなかなかできない“無理なこと”ができます。一番わかりやすいのは、「医療ホラーコメディー」に挑戦した2作目でしょうね。『ドクターX』本編を軸に、別の楽しみも追求しているんです。
 
今回、脚本は林誠人さんに書いていただいています。もともと『ドクターX』の脚本を書いてくださっている方なので、ドラマファンの皆さんには、本編の雰囲気も感じてもらえるんじゃないかな。今回は、僕が演じる加地秀樹という外科医の“老い”を見せたいと思っています。
 
ぎっくり腰になったり、老眼が進んでいるのを実感したり。そんな自身の老いを感じた加地秀樹が、教授選に出馬する――というのが今回のストーリーです。ドラマをご覧の方々はご存じのとおり、加地秀樹というキャラクターは出世に興味がないんですね。それでも、老いによって将来を不安に感じたことから、なんと教授選に出馬するんです。『ドクターX』の第1シリーズが放送されたのは2012年。シリーズが長く続くと、時間を経てキャラクターが変わっていくところも見ていただけるので嬉しいですね。
 
 
 
 
 

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