インタビュアー 村田諒太(元ボクシングミドル級世界王者)
和田 代表ではなく、雇われ役員ですが(笑)、よろしくお願いします。一番力を入れているのは、この「スティンクル」という最新アイテムです。キャラクターをあしらった金属プレートを金属台座に差し込み、デスクや棚にオブジェとして飾れるアイテムです。
村田 初めて聞きました。手に取らせてもらっていいですか。――これは驚きました。ずっしりとした重みがあって、金属ならではの質感がダイレクトに伝わってきます。手にした瞬間に「特別なものを持っている」という感覚が湧いてくる。推しのキャラクターをこの質感で飾れたら、ファンにはたまらないと思います。
和田 キャラクターや推し活グッズ界隈では、製造するにも購入するにも手頃なアクリルスタンドが大定番です。一方、フィギュアは所有感こそ高いものの、製造するにも購入するにもハードルの高い時代になっています。そこで、“新発想”が必要だと思いました。手頃に“多種多様”な展開ができてかつ、より所有感の高い新しい選択肢を創りたいと考えました。アクスタ以上フィギュア未満というイメージですね。
村田 アクリルとフィギュアの間を突いた発想なんですね。金属でこの構造をつくるのは大変だったでしょう?
推しを飾れる「スティンクル」
村田 お話を聞いていると当たり前のことのように思えますけれど、そのアイデアに誰も気付かなかったわけですね。和田さんがこの世界に進まれたきっかけも気になります。
和田 まさに辿り着いた構造は、実にシンプルでしたね。私は子どもの頃から特撮やアニメ好きが高じて、バンダイ系列のエンタメ総合商社に入り、主にトイホビーの営業をしていました。しかし次第に、自分が企画した“アイデア”をカタチにして、人々を楽しませる喜びの方が強くなりました。
村田 その気持ち、わかる気がします。


