B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

江戸時代からの寺院より 未来を照らす言葉を
浄土真宗本願寺派 無量寺 住職 中川大城

江戸時代からの寺院より
未来を照らす言葉を

浄土真宗本願寺派 無量寺

  • 住職中川大城
 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 本日は、奈良県香芝市にある無量寺にお邪魔しています。ホームページには、創建1684年とありました。中川住職は何代目のご住職ですか?
 
中川 12代目ですね。340年以上の歴史を受け継がせていただいています。浄土真宗本願寺派の宗門校である平安高校で仏教を学び、お寺を手伝い始めました。
 
今岡 幼い頃からお寺を継ごうと決めていたわけではないのでしょうか。
 
中川 そうなんです。実は、学校の教員を目指していた時期もあったんですよ。教育実習に行った先で、人前で話すことの楽しさを実感しましてね。それで、本願寺派布教使として、多くの方々に法話を届けたいと思うようになりました。今は、全国各地に出向いて、たくさんの方に布教する機会をいただいています。
 
今岡 仏教を通じて人に言葉を届ける道を選ばれたんですね。普段はどのような活動をされているのですか。
 
中川 ご門徒のお宅へお参りにうかがうことが多いですね。お参りの後、よくお茶を飲みながら、皆さんの思いや悩みを聞いています。私からお話しするだけではなく、聞くことが大切だと考えているんです。
 
glay-s1top.jpg
今岡 私も阪神タイガースでコーチを務めていた際は、いかに選手の話を聞くかを大事にしていましたから、よくわかります。実際にお話ししていても、中川住職の言葉はとてもわかりやすいですし、温かいお人柄を感じますよ。
 
中川 そう言っていただけると嬉しいです。人生には病気や老い、大切な人との別れなど、自分ではどうにもならないことがあります。だから、僧侶が話を聞くことで「気持ちが楽になった」とおっしゃっていただくことも多いんです。時には、人生の道しるべになるような仏様の教えをお伝えすることもあります。
 
今岡 私も、母を亡くした際にうかがったお坊さんのお話が心に残っています。悲しみの中だからこそ届く言葉があると実感しました。
 
中川 仏教というと高尚なものと身構える方も多いようです。でも、日常生活の中に響く言葉がたくさんあるんですよ。そのようなことをたくさんの方々にお伝えしたくて出版したのが、『キツいときこそ仏教に聞く~心に響く言葉の力~』です。