B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

固定観念を覆す! 国産キャビアの魅力
株式会社幸コーポレーション/フィレール オ-ナーシェフ 出口彰

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 株式会社幸コーポレーションを手がけ、北新地でキャビアを軸にしたレストラン「filer(フィレール)」を運営する出口オーナー。なんでも、一般社団法人日本キャビアソムリエ協会の代表理事も務めておられるそうですね。店内にはキャビアの瓶がずらりと並び圧巻です。まずは、これまでの歩みから教えてください。
 
出口 私は愛知県で生まれ、その後、親の転勤により沖縄や佐賀などさまざまな土地で育ちました。幼い頃に愛知の祖母の家で過ごした時期があり、その祖母が割烹着を着て丁寧に料理をする姿に憧れたんです。親族にも給食センター勤務や料理学校に通う人がいて、自然と料理の世界を志しましたね。高校卒業後に料理の道へ進み、ホテルグランヴィア大阪や京都のフレンチで経験を積みました。
 
濱中 ということは、フレンチの世界からキャビアに特化していかれたのでしょうか。
 
出口 はい。修業時代に世界三大珍味のキャビアに出会い、「こんなにおいしい食材があるのか」と衝撃を受けたんです。そこから世界中のキャビアを食べ歩き、これまで100種類以上は味わってきました。2020年に当店をオープンし、「キャビアとワインの達人がつむぐ最高級の非日常」をテーマに、キャビアを主役にしたコースをご提供しています。コースでキャビアを召し上がり、「今まで食べていたキャビアは何だったの?」とおっしゃるお客様も少なくありません。最近では東京や海外から、キャビアを目的に来店されるお客様も増えてきました。
 
glay-s1top.jpg
濱中 実際にいただいてみて、私もイメージが変わりましたよ! 生臭さもなく、塩辛さも強くないですね。
 
出口 ありがとうございます。キャビアに「塩辛い」「クセが強い」という固定観念を持たれる方も多いですが、実際は産地や水質、製法によって味わいが全然違うんです。日本酒が米や水で変わるのと同じですね。だからこそ、常識や固定観念にとらわれない“DEGUCHIメソッド”で、その魅力を伝えていきたいと考えています。実際、「キャビアは苦手だったけど、ここで初めておいしいと思った」と言ってくださるお客様も多く、黒だったイメージを白にひっくり返していくような感覚が、この仕事の大きなやりがいになっています。