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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

歴史や文化を守り続ける
セキュリティの第一人者

 
 
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石黒 その新しい流れをつくろうとされているんですね。お仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
 
黒岩 私自身はバックヤードにいる存在です。実は、展示物よりも保管されている収蔵物のほうが多いんですよ。そういった収蔵物を残し続け、全ての作品を守れる環境づくりを担うことにロマンを感じていますし、誇りを持っています。
 
石黒 美術館や博物館を訪れる人が安心して展示物を見られる背景には、黒岩社長のような専門家の地道な努力と配慮があるんですね。ぜひ、今後の展望もお聞かせください。
 
黒岩 いただいた仕事一つひとつの質を高めることが、第一です。そのうえで抱負を申し上げると、学芸員の方々の意見を吸い上げて、設計や施工にしっかりと反映していきたいです。
 
石黒 美術館や博物館で働く人の目線を共有し、収蔵庫内の環境保全やセキュリティの精度を上げたいとお考えなんですね。
 
黒岩 おっしゃる通りです。温度、湿度、光量が適切かどうか、害虫が入らない設計などは、業者のみなさんも理解してくれて、配慮されています。一方で、空調環境や害虫や漏水を調べるための床、壁面の点検口は足りているか、清掃しやすい動線なのかなどは、設計側はなかなか知る機会がなく、規定が整備されていません。そういった事柄を現場の方々から教わりたいと思っています。そのための交流の場もつくっていきたいです。
 
石黒 より近く、深く、美術館や博物館に関わっていきたいという意気込みを感じます。
 
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黒岩 そうなんです。その一環として、建設業許可の資格を活かして展示ケースそのものの施工にも携わっていきたいと考えています。あれこれアイデアが湧いてくるのも、ひとえに施設のセキュリティを高めたいがため。もちろん私一人だけの努力では難しいので、大学などの先生や専門家とコミュニケーションをとり、必要であれば、文化庁などへのヒアリングなども大事ではないかと考えています。
 
石黒 黒岩社長の取り組みによって学芸員さんはより快適に働けて、来館する人たちはより魅力的な展示に触れられそうです。実は、私の夫だったLUNA SEAの真矢君も能楽の家系で育った人で、日本には残すべき素晴らしい文化や資産がたくさんあると言っていました。そういった価値を守ることの大切さが、Valtecceさんの事業を通して多くの人に伝わっていくことを願っています。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
「これはどうしたら良いのだろう」と悩むことが楽しいですね。課題を解決できた時に「チャレンジして良かった」「よし、次だ」と思えることが楽しいんですよ。
(黒岩達也)
 

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