インタビュアー 濱中治(野球解説者)
谷口 実は、もともと行政書士になろうと思っていたわけではないんです。以前は航空会社の予約システムを扱う会社に勤務していました。その後、結婚や出産を機に15年間専業主婦をしていました。身辺が落ち着いてから職場に復帰したかったのですが、航空業界は一度離れると同じ条件では戻りづらい世界です。それで、社会の最前線で働くには、何か形になるものが必要だと感じました。
濱中 そこで士業を目指されたわけですか。
谷口 いえ、最初は強みである英語力を活かせる資格を探しました。ただ、英語力だけでは再就職のためには競争力が足りないと思い、英語は第二の武器にして法律系の資格を取ろうと決意しました。それで行政書士の道を選んだんです。子育てと勉強を両立するのは大変でしたが、何とか資格を取得しました。以来約8年間、行政書士を務めています。
濱中 そのご努力に脱帽です。開業してからは英語を使う場面も多いのでしょうか。
谷口 前職の時よりも今のほうが日常的に使う機会が多いですね。というのも、業務の約8割が外国人の方の在留資格やビザに関連するものだからです。日本語がうまく話せない方も多いので、英語で最初から最後まで業務を完了できることが依頼者様の安心にもつながっているようです。同業者からの紹介も多いんですよ。

谷口 おっしゃる通りです。特にビザ申請は、その方が日本に来た背景や目的を見極める必要があります。就労ビザ、配偶者ビザ、永住申請や帰化申請といった国際業務を幅広く担っているほか、離婚案件も取り扱っています。
