B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

熱気球も飛ばす児童福祉
子どもの生きる力を育む

 

日々の積み重ねで得た経験こそが大事

 
glay-s1top.jpg
石黒 子どもたちが自分自身の力で目標を達成し、大きく成長した姿を目にしたら、親御さんとしても心の底から嬉しく思うでしょうね。
 
羽賀 そうですね。実際に熱気球のイベントに訪れた親御さんたちも喜んでいらっしゃいましたし、我が子がこんなに人として成長したんだと驚かれる親御さんも多くおられました。子どもたちがこの施設で過ごしているときは、家とも学校ともまた違う一面を見せるときがあるんですよ。
 
石黒 家庭では見られない子どもたちの顔というわけですね。私も3人の子どもを育てる中で、いつの間にか私の知らないうちに成長していたんだと感じることが多々ありました。学校や塾に通ったり部活をしたり、友だち同士で遊びに行ったりと、年齢を重ねるごとに家で過ごす時間よりも、家の外で過ごす時間のほうが長くなりますからね。特に思春期を過ぎた子どもは、親に言われた通りにやりたくないと思うこともたくさんあるはずです。でも、この施設での活動のように、仲間たちと協力し合いながら自らやりたいことをやり遂げる。そうして得られた経験値や成功体験は、その後の人生において意味のあるものになるのではないでしょうか。
 
glay-s1top.jpg
明るい空間で楽しく過ごす子どもたち
羽賀 おっしゃる通りです。熱気球を飛ばすためのプロジェクトについても、いくら子どもたち自らの意思で進めていくとはいえ、1年近くの長い期間の中では苦しいことや大変なことも多くありました。そんなときに大事にしていたのは、やっていて楽しいと思えるモチベーションを維持することだったんです。もし苦しいときや辛いときは、無理に続けるのではなく少し休もうと、子どもたち同士で相談したり、声をかけ合ったりしていました。そのような日々の積み重ねで得た経験こそが大事だと思います。
 
石黒 そのような子どもたちの成長をサポートする活動の中で、羽賀代表が達成感を感じる瞬間を教えてください。
 
羽賀 子どもたちの成長を目にしたときですね。例えば、友だちとけんかをして「ごめんね」が言えなかった子どもが自然と謝れるようになったときですとか、何か重いものを持っている友だちに「手伝おうか」と気遣いができるようになったときなど、子どもたちが身体的にも精神的にも成長したと感じられたときは、本当に嬉しく思います。