熱気球も飛ばす児童福祉
子どもの生きる力を育む
日々の積み重ねで得た経験こそが大事

羽賀 そうですね。実際に熱気球のイベントに訪れた親御さんたちも喜んでいらっしゃいましたし、我が子がこんなに人として成長したんだと驚かれる親御さんも多くおられました。子どもたちがこの施設で過ごしているときは、家とも学校ともまた違う一面を見せるときがあるんですよ。
石黒 家庭では見られない子どもたちの顔というわけですね。私も3人の子どもを育てる中で、いつの間にか私の知らないうちに成長していたんだと感じることが多々ありました。学校や塾に通ったり部活をしたり、友だち同士で遊びに行ったりと、年齢を重ねるごとに家で過ごす時間よりも、家の外で過ごす時間のほうが長くなりますからね。特に思春期を過ぎた子どもは、親に言われた通りにやりたくないと思うこともたくさんあるはずです。でも、この施設での活動のように、仲間たちと協力し合いながら自らやりたいことをやり遂げる。そうして得られた経験値や成功体験は、その後の人生において意味のあるものになるのではないでしょうか。
明るい空間で楽しく過ごす子どもたち
石黒 そのような子どもたちの成長をサポートする活動の中で、羽賀代表が達成感を感じる瞬間を教えてください。
羽賀 子どもたちの成長を目にしたときですね。例えば、友だちとけんかをして「ごめんね」が言えなかった子どもが自然と謝れるようになったときですとか、何か重いものを持っている友だちに「手伝おうか」と気遣いができるようになったときなど、子どもたちが身体的にも精神的にも成長したと感じられたときは、本当に嬉しく思います。