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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

熱気球も飛ばす児童福祉
子どもの生きる力を育む

 

子どもが主体となって熱気球を飛ばす計画

 
熱気球を飛ばす計画を成功させた
熱気球を飛ばす計画を成功させた
石黒 それにしても驚きましたよ! 熱気球を飛ばすプロジェクトですか! 聞いたことがないですよ(笑)。
 
羽賀 そうかもしれませんね(笑)。もともとは地域の方々とのお話の中から生まれたアイデアでした。熱気球を飛ばすという壮大な夢を叶え、目標を達成することができれば、先ほど石黒さんがおっしゃったように子どもたちの大きな成長も望めると考えまして。
 
石黒 それはすごいです。でも、熱気球を飛ばすためには、それなりの費用もかかると思います。それらは羽賀代表がご用意されたんですか?
 
羽賀 いえ、実は資金調達もすべて子どもたち自身の手で成し遂げたんですよ。当施設では子どもたちが主体となって商品を企画したり、制作や販売をしたりする「こども商店」という社会体験活動も行っていまして。手づくりしたビーズストラップやアート雑貨、お菓子やおもちゃといった商品を、地域のお祭りやイベントなどで販売し、少しずつ資金を貯めていきました。そんな地道な活動が実を結び、2025年10月に見事に目標を達成できたんです。
 
石黒 それで1年近くもの期間をかけてプロジェクトが進められたんですね。飛ばすための資金も子どもたち自ら、手間暇をかけて準備したとなれば、達成した時の喜びはひとしおだったでしょうね。
 
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羽賀 子どもたちは初めて目にする本物の熱気球の大きさや、ガスバーナーの発する轟音にびっくりしながら、実際に乗せてもらい、目をキラキラ輝かせながら喜んでいました。
 
石黒 普通に大人でも熱気球に乗ったことのない人のほうが多いと思います。すごい体験ですよね!
 
羽賀 私も初めてでした(笑)。何よりも、彼らはそれぞれ、さまざまな障がいを抱えています。それでも、みんなで力を合わせて地道に努力し続けることで、大きな夢も叶えられるんだという確かな自信になったのではないかと思いますね。それに、私たちスタッフにとっても貴重な体験でしたし、私たちもまた一歩、人間的に成長できたのではないかと感じています。