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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

元小学校教諭が発案 声と体で学ぶ書道塾
大嶋オリジナル書道塾 代表 大嶋千鶴美

 
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インタビュアー 岩崎ひろみ(女優)
大嶋代表が発案した文字体操とタッチ
大嶋代表が発案した文字体操とタッチ
岩崎 千葉県佐倉市にある大嶋オリジナル書道塾さん。大嶋代表は小学校の先生だったそうですね。
 
大嶋 40年間務めていました。その中で、子どもたちがどのようにしたら、楽しく平仮名を学べて、上手に書けるようになるかを研究し、30歳過ぎに「文字体操とタッチ」を発案したんです。新1年生や子どもたち、大人にも喜んでもらいたくて、定年後、書道塾を立ち上げました。
 
岩崎 「文字体操」とはどのような体操なのですか?
 
大嶋 文字を書くときに、ただのマス目に平仮名を書くのは難しいので、小黒板の平仮名のタッチする場所に丸をつけて、それを目安に私が鏡文字になり、わかりやすいアドリブを入れて、体の動きを通して楽しく学習していく方法です。毛筆でも、お行儀良く座って書くだけではなく立って、“とめ”や“おれ”などを、声や手、体のポーズで表現しながら指導します。そうすることで、子どもたちも興味を示して、楽しく賑やかになるんです。私が教師だった頃、教室で文字体操をやっていると、巡回中の校長先生が廊下から見て笑っていました(笑)。
 
岩崎 「今日は何の字を書いているのかな?」って思っちゃいますよね(笑)。塾を立ち上げられて10周年。これまでのご経験をまとめた本を出版されたとうかがっています。
 
大嶋 文芸社さんから『だれでも字が上手くなる本』を出版しました。書くコツさえつかめば、誰だってうまく字が書けるようになりますよ。
 
岩崎 長年の実績がある大嶋代表に言われると説得力があります。指導するうえで一番大事にしていることは何ですか?
 
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大嶋 毛筆の学習は小学3年生から始まりますから、どの学年の子どもにも、まずは3年生で習う横画などの基本を教えています。基礎となる最初の横画が書けなければ、その後に習う字も上達しませんからね。それから、子どもたちの作品を「上手だね! 素晴らしい!」と必ず褒めて伸ばすことをモットーにしています。最終的には“生きる書写教育”を目指しています。この先、社会でいろいろな人と関わりを持ち、挫折を経験しても書写を通じた日頃の努力が生きる支えとなれば幸いです。
 
岩崎 大嶋代表は、子どもたちのできないところを突き詰めていてすごいです。自分で考える・自分で見る・自分でつくることを通して、人としても成長できますよね。これからも、地域の子どもたちに、文字を書くことの楽しさを伝え続けてください。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お子さんが上達していくこと。当教室に通っているお子さんは、やる気のある子ばかりで教え甲斐があります。どんどん成長していく姿を見ることができるので、私も楽しいです。
(大嶋千鶴美)
 

:: 事業所情報 ::

大嶋オリジナル書道塾

〒285-0805 千葉県佐倉市小篠塚510

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