石油製品の情報を発信
中立を貫き提供先を拡大

緒方 石油製品の需要家企業や小売業者にも情報提供することを検討しています。今までは仲卸の段階で小売さんに情報を知らせないことが一般的でした。不思議に思われるかもしれませんが、“営業に余計なことは教えるな”という風潮があるんです。私はそうした古い慣例を打破したいと考えてきました。難しい国際情勢の話をされても、それが自分の仕入れ価格や企業としてのコストにどういう意味を持つのか見当もつかないと思いますし、むしろ知りたいのは大きな話ではなく、明日、来週、今月のコストだったりします。現場と業界の顧客様である需要家企業が本当に必要としている情報発信を行っていきたいと考えています。
石黒 中立かつ公正な立場で事業をする姿勢が素晴らしいですね。

石黒 緒方社長が現場を大事にしたい気持ち、わかる気がします。私も芸能界に入った当初から裏方さんに感謝しなさいと先輩方に教えられ、あいさつなどを徹底してきました。当時私たちを初めて撮影してくださったカメラマンさんや、初めて照明を担当してくれた方などがいつの間にかみんな偉くなっていて、今の私たちを支えてくれているんです。人の縁ってすごいなと思いますし、この先も大事にしなくちゃと思います。
緒方 私が自分たちの業界で経験してきたことも、石黒さんの今のお話と同じです。人と人とのつながりの価値はどこの世界でも変わりませんね。
石黒 本当にそうですね。緒方社長のますますのご活躍をお祈りします!
「仕事を楽しむ」とは‥
今の仕事に対しては恋愛感情に近い感覚でやっています。すごく手間と時間がかかるけど、好きなんです。だから続けられている。だからこそ、自分が仕事とよりよく関われるようにしようと考えられるんだと思います。
(緒方史法)