畑山　右肩上がりで順調なRIATECさん。今後さらに目指している目標を教えてください。
 
生川　一軒でも多くの家を片付けたい――これが第一です。需要が高まり、ご依頼も増えているものの、質を落として数をこなす薄利多売は決してしません。一軒一軒、お一つおひとつの遺品を丁寧に扱うのが信条です。
 
畑山　量より質で、依頼主に満足してもらえる仕事をこなしていかれると。
 
生川　はい。同業他社の口コミをネットで見ると、「時間を急かされた」と依頼主の方が残念そうなコメントを寄せていることがあります。次のアポイントもあるでしょうから、急ぎたい気持ちもあるのかもしれませんが、それでも、我々が取り扱うのは故人様の大切な物ですので、じっくり丁寧に扱うべきですよね。以前、「母親の形見を探してほしい」と頼まれ、見つけるととても喜んでいただけ、こちらまで嬉しくなったことがありました。私たちが手がけているのは、そんな感動も多い仕事なのです。
 
畑山　はたから見るとどこにでもある雑貨や小物でも、ご家族にとっては大事な形見かもしれませんよね。そういう気持ちを汲んでくださる生川社長になら、安心して片付けを任せられますよ。そういえば、以前のインタビューで、子ども食堂の支援をしているとおっしゃっていましたね。そちらも順調ですか？