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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

京の風情感じる古民家で カフェと写真館が融合!
こいやまCafe/studio SUGANOSAWARA 代表 加藤洋美

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 京都市中京区鯉山町にある「こいやまCafe(カフェ)」さんは、写真館と一体のカフェとうかがっています。加藤代表は、「studio SUGANOSAWARA(スタジオ スガノサワラ)」を運営するカメラマンでもいらっしゃるのですね。
 
加藤 そうなんです。私は大学卒業後すぐに結婚し、子どもに恵まれたものの、長女はひどいアレルギー体質で、市販の加工食品はほとんど食べられないほどだったんです。それで、マクロビオティックを学び、毎日の食事の改善に努めていました。やがて、子どもたちが高校卒業後の進路を選ぶ際に、兄弟が多いことで金銭的な負担を心配して夢をあきらめるようなことがないよう、しっかりとした収入を得ようと考えるようになったものの、子どもが4人いて17年も専業主婦だった私を採用してくれる会社はありませんでした。そこで、発想を転換したんですよ。
 
タージン そこから加藤代表の挑戦が始まったわけですね。一体どのような道を選択したのでしょう。
 
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加藤 まず初めに自己投資をして、スキルを磨く選択をしました。動画編集の学校に通うことを決め、通う1ヶ月ほど前から自分でも編集ソフトを使って勉強し、いざ授業が始まると、翌日にはスクールを通じてお仕事をいただけたんですよ。つたないテクニックより、私の情熱を見込んでくださったスクールからは、撮影現場にも同行するよう勧められるように。次第に、編集より撮影のほうが楽しくなっていきました(笑)。
 
タージン なるほど、そうして導かれるように写真家の道へと足を踏み入れていったと。
 
加藤 ええ。スチール写真も手がけるカメラマンの方のアシスタントとして、現場を回りながら技術を身に付けて独立しました。そして、2025年4月に阪急京都線烏丸駅や京都市営地下鉄東西線の烏丸御池駅・烏丸線四条駅からも徒歩5分の場所にあった、築100年を超える古民家を改装したこの建物で、京町家スタジオとcafeをオープンしたんです。