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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ハンドメイド雑貨を通じ 人と人とのご縁をつなぐ
手作り雑貨店 はんどめいどの森 代表 長濱晴美

 
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インタビュアー 鶴久政治(元チェッカーズ)
鶴久 神戸市北区で「手作り雑貨店 はんどめいどの森」を経営し、自らも作家としてご活躍中の長濱代表。まずは、ハンドメイドとの出会いからお聞きしましょう。
 
長濱 好奇心旺盛な私は、これまでさまざまな仕事を経験しました。測量士補の資格を取り測量会社に勤めたこともあるんですよ。その後、専業主婦として育児に専念した時期を経て、2015年頃から「何か趣味を持とう」と手芸サークルに入会したところ、雑貨づくりが楽しくなりまして。あまり一つのことに熱中するタイプではなかったのに、ハンドメイドにはどんどんのめり込んでいったんです。
 
鶴久 運命に導かれていたのかもしれませんね。その後、どのような経緯でお店を開業なさったのでしょう。
 
長濱 自分の作品づくりに加え、次第にハンドメイドのイベントの主催や、委託販売の仲介で作家さんたちのお世話をするようになったんです。利益よりも、一人ひとりの気持ちを汲み取って作家さんとつながっていく――そんな活動にやりがいを感じ、2022年9月に当店をオープンしました。現在は、私を含め30名ほどの作家さんの作品を販売しています。
 
鶴久 所狭しと並ぶ雑貨は、まさに壮観です。見ているだけでウキウキしてきます。
 
長濱 ありがとうございます。スカーフやトートバッグなどの布製品、ガラスタイルのフォトフレーム、アート作品など、作家さんの個性あふれる雑貨がそろっていますよ。私の得意分野は素材のぬくもりを活かしたミニチュアクラフトで、使用するパーツもすべて手づくりなんです。中でも竹の耳かきに粘土のきのこを付けた「きのこの耳かき」は好評で、雑誌にも取り上げていただきました。
 
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鶴久 これはかわいい! 一つひとつの作品に、つくり手の“音”があるように感じます。皆さん、自分の感性の表現として作品を生み出しているのでしょう。ちなみに、作家さんはどのような方が多いですか。
 
長濱 年齢層は幅広く、中には80代の方もおられます。ほとんどは子育て中のママさんですね。当店では雑貨づくりのワークショップやセミナー、お子さん向けの教室など多種多様な企画を開催しており、月に一度、雑貨好きが集まってお茶を飲みながらハンドメイドを楽しむサークルも主催しています。気になった方は、気軽にお問い合わせいただきたいです。