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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

廃棄物処理業許可を専門に 事業者を守る行政書士
行政書士法人ST環境 代表 髙橋利行

 
プロフィール 埼玉県出身。埼玉県庁に入庁し、農林・出納・土木・環境など多岐にわたる行政業務に従事。北部環境管理事務所勤務時に廃棄物処理法と出合い、環境分野の専門知識を深める。1997年に独立し、行政書士として開業。のちに行政書士法人ST環境を設立した。産業廃棄物処理業界を中心に、許可申請の支援やコンサルティングを行いながら業界の健全な発展と法令遵守のサポートに力を注いでいる。
 
 
 
埼玉県本庄市にて、廃棄物処理を専門とした許可の申請支援やコンサルティングなどを行う行政書士法人ST環境。代表の髙橋利行氏は、公務員として環境問題や廃棄物処理の問題にかかわってきたスペシャリストだ。これまで廃棄物処理に関する法律やルールを知らないばかりに職を失ってしまった人々の姿を目の当たりにしてきたことから、「事業者の仕事と生活を守りたい」と使命感を語る髙橋代表。その仕事にかける思いを聞いた。
 
 
 

酒蔵を活用した事務所を環境法務の拠点に

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 埼玉県本庄市にある行政書士法人ST(エスティー)環境。こちらの事務所の扉は、まるで銀行の金庫のように重厚ですね!
 
髙橋 この建物は築100年以上で、もともとは酒蔵だったんですよ。当時の柱や梁を残しつつ、今の働き方に合うようにこだわりを持って改修し、オフィスにしました。
 
石黒 趣があっておしゃれですよね。一見しただけでは行政書士の事務所だとはわからないですよ(笑)。提供するサービスにも強いこだわりがあるそうですね。
 
髙橋 ええ。廃棄物処理の案件に特化しており、業務の約95%が廃棄物処理関連なんです。廃棄物処理は持続可能な循環型社会を支える重要な仕事。当事業所では主に処分業や収集運搬業などの許可申請の支援やコンサルティングなどを担っており、企業の健全な運営を支えるパートナーであることを心がけています。
 
石黒 廃棄物処理の関連分野に特化した行政書士事務所は全国でも珍しいと思います。廃棄物処理に絞るに至った背景がとても気になります。