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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

目線を合わせ自立を支援
笑顔を咲かせる生活介護

 
 
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秋元 世間にはまだ、障がい者や福祉業界に対してネガティブなイメージが根付いています。私たちは、このイメージを明るく変えていきたい。そのためにも、利用者様と目線を合わせて対等に接することを大切にし、自立を促す施設づくりを行っています。例えば夏まつりなど季節の催しを開き、楽しくみんなで笑い合える雰囲気づくりも心がけているんです。
 
石黒 夏まつりの写真を拝見すると、皆さん、すごく楽しそうですね! 私の周りには障がいを持つ子どもを育てている友人が多く、みんな口をそろえて「自分の他界後、子どもが生活していけるのか心配」と話しているんです。食事や入浴などの身体介護だけでなく日常の生活を援助し自立を支援してくださるサービスは、利用者さんだけでなく、親御さんの安心にもつながりますよね。とても重要なお取り組みだと感じます。
 
渡辺 ありがとうございます。より多くの親御さんに安心して子育てをしてもらうためにも、生活介護をもっと身近な存在にしていきたいですね。
 
石黒 私の通っていた小学校には特別支援級があり、学校内では「助けてもらうことが嬉しくない場合もあるから、助けが必要かどうかをきちんと確認する」という取り組みが浸透しているほど、障がいを持つ子たちが身近でした。だからこそ、障がい者の方々が地域の一員として日常を過ごすためにも、生活介護が広まってほしいと思います。
 
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渡辺 今後はグループホームの立ち上げなど新たな障害福祉分野にも挑戦し、トータルサポートを目指します。私たちの取り組みに共感してくださる方も増えて事業も軌道に乗ってきたので、より多くの方に安心してもらえる明るいサービスをつくっていきたいですね。
 
石黒 以前、大好きな祖母が足を痛めた際、良かれと思い、すぐ車椅子を買い与えたんです。すると次第に歩けなくなり、日常生活も困難になりました。その後、老人ホームに入ると、自立の支援もあり、走れるほど元気になったんですよ。トイレの失敗など、家族には引け目を感じて伝えられなかった祖母も、それが当たり前のこととして受け入れてもらえる老人ホームでは、生き生きと過ごせていました。家族以外の第三者とふれあい、サポートしてもらうことは自立への重要な一歩。今後も、ピアーズ咲楽さんのサービスが拡充し、笑顔の輪が広がることを祈っています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事の目的を明確にすること。それに加えて、自分の過ごしやすい環境を整えることが、楽しむ気持ちにつながると思います。
(渡辺裕子)
目の前にあることを楽しむ。そのためにも、自分なりのやり方を探すなど探究心を持つことが大切ですよね。
(秋元貴行)
 

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