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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建売・分譲の印象を変え 機能的で美しい街を提案
COZY lab CEO 岸本直記

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 東京都清瀬市と埼玉県所沢市にオフィスを構える、設計事務所COZY lab(コジーラボ)さん。まず、岸本CEOの歩みを教えてください。
 
岸本 私は、大学卒業後に大手ハウスメーカーの営業職に就き、転職後はパワービルダーや別の設計事務所に勤め、建売・分譲・注文住宅の企画設計を手がけてきました。最後に勤めた会社を55歳で退職し、2023年にCOZY labを立ち上げたんです。
 
水野 満を持しての独立ですね。具体的な事業内容が気になります。
 
岸本 当事務所はCOZYの名の通り、住み心地や暮らしやすさを追求する研究所です。現在、建売・分譲住宅の多くは画一的なデザインで、世間一般にそのイメージが定着していますが、当事業所では可能な限り工夫し、業界のイメージを替えられるような居心地の良い空間を実現しています。ちなみに、こちらが手がけた分譲住宅の写真なんですよ。
 
水野 注文住宅かと思うぐらい空間を広々と使っていてデザインもおしゃれですね! 私も建売・分譲住宅に対して画一的なイメージを持っていたので、驚きました。
 
岸本 そう言っていただけると嬉しいです。限られたスペースの中でも、使用する建材の納まりを変えたり、仕上がりをきれいに見せる工夫をしたりすれば、内部空間のノイズをなくすことができ、他社との差別化も図れるんですよ。また、家族団欒スペースを軸に設計しています。子ども部屋は4.5~6畳が一般的。でも、机やベッドを置くことを考慮し適正な広さを割り出すと、3.75畳で十分なんです。ムダな廊下や広すぎる玄関ホールなどもなくし、その分をリビングに使用して、建売・分譲住宅の内装を美しく見せるためのブランディングを各ビルダーさんに提案しています。
 
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水野 3.75畳とは初めて聞きました! リビングが広ければ子どもも伸び伸びと過ごせますし、家族皆が快適に過ごせる空間が嬉しいですね。岸本CEOのご経験を余すところなく生かせば建売住宅のイメージも大きく変わりそうです。
 
岸本 住宅設計を通じて、結果的に街並みや景観もおしゃれに変えられたら、観光資源にもなりますし、地域創生にもつながるのではないかと期待しています。
 
水野 経験を積まれてきたからこそ、住む人の気持ちが高まるような住宅を考案できたり、新たな取り組みに挑戦できたりするのですね。これからも、快適な住まいを設計し続けてください。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私が一番好きなことが運動でした。ただ、挫折したときに一番好きなものが失われてしまうと非常に辛いですよね。ですから、私は二番目に好きな“デザイン”に関わる仕事に携わったんです。そのように少しでも好きなことを仕事にするのが、楽しむ秘訣だと思います。
(岸本直記)
 

:: 事業所情報 ::

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