B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

元消防士の看護師格闘家
持病のある人も通うジム

 

どんな人にも無理なく運動を続けてほしい!

 
glay-s1top.jpg
村田 これまでのお話をうかがって、怪我や病気で悩んでいる方にも運動を楽しんでほしいという一心でレッスンに心血を注がれている志の高さがよくわかりました。そんな恵音代表がインストラクターとして独立されたきっかけを、ぜひお聞きしたいです。
 
恵音 病院の救命科で働いていた頃、数多くの若い患者様が交通事故で搬送されてきました。それまではスポーツを楽しまれていた方が医師から運動の禁止を宣告される場面をたくさん見たことで、「私なら医療の知識と格闘技で培った技術に基づいてサポートしてあげられるのに」と葛藤していたんです。それなら自分で理想のジムをつくろうと一念発起し、立ち上げたのが、このAconiteなんですよ。
 
村田 いろいろな患者さんを目の当たりにする中で、使命感を抱かれたわけだ。確かに、医療の知識とトレーナーとしての技術を兼ね備えた方がエビデンスを踏まえて指導してくれると、安心感が違います。同じ状況をつくろうとしても、恵音代表のような経験をお持ちの方はそういませんから、業界として画期的なことだと思いますよ。まさに、本来あるべきジムの形を体現されているのではないでしょうか。今の世の中には、こういう人が必要なんですよ!
 
glay-s1top.jpg
恵音 村田さんにそう言っていただけると嬉しいです! 今までお話しした通り、私はお客様の体調や健康を重視しているので、キックボクシングのトレーニングを行わないこともあります。ご高齢の方の中には、キックボクシングのトレーニングについて行けるか不安を口にする方もいらっしゃいますからね。先日、体験に来られたご高齢の方が「私を健康にする自信はありますか?」と尋ねられたので、「あります」とお答えしました。その方は持病があり、足も上げられない状態でしたが、自分の身体を何とかしたいという強い思いが伝わってきたため、私も全力でサポートしました。結果として、今では片足でバランスを取れるほどに改善しています。今後も、多くの方が健やかな生活を送れるよう、身体づくりを全力で支えていきたいです。
 
村田 私は最近、自身のテーマとして"Age is just a number."「年齢はただの数字」と掲げていましてね。イタリアに取材に行った際に現地で高齢の方に言われた言葉で、その時に、「年齢なんて一つのものさしでしかない」と気付かされたんです。日本は超高齢社会ではありますが、長く生きてたくさんの幸せを享受できるのは良いことだと思います。だから、自分のリミットを勝手に決めてしまう必要はないんですよ。恵音代表の仕事からも、私と同じような思いを感じました。Aconiteさんの運営を通じて元気な方を増やし、社会全体をより明るくハッピーにしていってほしいです。これからのご活躍を期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
結果が成功でも失敗でも、挑戦し続けることが大事で、それが仕事の楽しみにつながると思います。
(恵音)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 パーソナルキックボクシングAconite
■ 所在地 〒273-0012 千葉県船橋市浜町1-5 船橋ファミリータウン3号棟102号室
■ 事業内容 パーソナルキックボクシングジムの運営
■ 創業 2025年6月
■ ホームページ https://personal-aconite.site/
■ Instagram https://www.instagram.com/ayane.kick719/