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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域医療に安心と安全を 特定行為可能な訪問看護
リストア訪問看護ステーション/株式会社リアクティブケア 代表 深松竜也

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 奈良県桜井市が拠点のリストア訪問看護ステーションを運営する、株式会社リアクティブケアの深松代表にお話をうかがいます。まずは事業内容を教えていただけますか。
 
深松 当事業所では、住み慣れたご自宅で可能な限り生活を送れるように、必要な看護サービスを提供しています。特定の疾患や専門分野に特化するのではなく、精神科から小児科、お看取りまで総合的にカバーできる訪問看護ステーションとして、2025年8月にスタートしました。
 
濱中 幅広く対応していただけると、地域の方も心強いでしょう。深松代表は、もともと看護業界で働いていらしたのですか?
 
深松 はい、約14年間、大学附属病院に勤務していました。就職後は手術室勤務し心臓外科まですべての診療科を経験しましたが、その頃から地域の方と関わりたいという思いがあり、病棟へ異動。さまざまな診療科を経験し、在宅医療での要になると考えられる特定行為研修がスタートし受講しました。その後、研修で学んだことを生かしつつ、栄養管理や創傷管理、気道管理などに関わる技術も修得し、次のステップに進みたいと考え訪問看護の道へ進もうと決めたのです。そして起業し、私の出身である宇陀市カバーしながら、これまでお世話になった大学病院との連携も取りやすい桜井市に拠点を設けました。
 
濱中 医療の現場でみっちり経験を積み、起業なさったのですね。理想的な場所に拠点を構えられた、リストア訪問看護ステーションさんの強みは何でしょう?
 
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深松 1つ目は、緊急時も想定して365日・24時間対応できる体制を整えていること。2つ目は、在宅で管理が必要となる医療処置の一部を実施できることですね。私は特定看護師の資格を取得していますので、医師と適切に情報共有したうえで、創傷処置や胃ろうカテーテル、気管カニューレの交換などを迅速に行えます。
 
濱中 わざわざ病院に行かなくても処置してもらえるのは非常にありがたいと思いますよ。
 
深松 病院だと、半日から長い場合は一日かかることも多いのですが、私たちが訪問して行うことで、ご利用者様やご家族の負担を大きく軽減できます。