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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

循環社会の実現に向け
廃車を解体しリサイクル

 

持続可能な社会に貢献する静脈産業

 
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濱中 今後の展望としては、どのようなことを思い描いていますか?
 
平康 私たちの解体業という仕事を、より多くの方に知っていただきたいと思っています。まだまだ、中古車販売店と自動車解体業者の区別がつかない方も多いですからね。
 
濱中 確かに、その2つを混同している人は多いと思います。せっかくですので、違いを教えてもらっていいですか?
 
坂口 中古車販売店は動く車を動いたまま扱い、動脈産業と呼ばれています。一方で私たち、自動車解体業者は車を素材に戻し、新たな資源とする役割を担っており、静脈産業と呼ばれています。平康社長の言う通り、この区別をできている方は少ないですね。
 
濱中 非常に勉強になります! 先ほどからのお話を聞いて、解体業はSDGsの実現にも貢献するお仕事だと感じました。
 
平康 濱中さんにそう言っていただけると嬉しいですね。解体業はあまり良くないイメージを持たれる方もいるかもしれません。でも、私たちは50年以上前からリサイクルやSDGsの観点から取り組んできました。この静脈産業の魅力と役割をどんどん伝えていきたいです。
 
濱中 認知度がさらに上がると、若者も多く業界に入ってくるでしょうね。
 
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平康 そうなると嬉しいですね。実は解体業という仕事は、車の仕組みが隅々までわかるんですよ。働き手にとってはそれも魅力です。整備士や車の設計者になりたい人は、まず弊社で仕組みを勉強して次のステップに進むのも良いと思います。
 
濱中 私も若者に「車のことを知りたいなら、ぜひ平康商会さんへ!」と言いたいと思います! 
 
坂口 ありがとうございます! 私の妻いわく、創業者と平康社長はたくさん苦労していたけれど、二人が最も大事にしていたのは一貫して、“従業員とその家族を守ること”でした。その思いはこれからも変わらずに大事にしていきたいですね。
 
濱中 素晴らしいです。本日お話をうかがい、静脈産業である解体業について初めて詳しく知りました。社会に貢献されている、とても大切なお仕事だと感銘を受けました。これからも、関わるすべての方々や地球環境のためにぜひ頑張ってくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
この仕事を通じて、車の仕組みがわかってきます。車の仕組みを学び、次のステップに進む選択肢もあるので、やりがいがあると感じますね。
(平康春子)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 有限会社平康商会
■ 加古川工場 〒675-0331 兵庫県加古川市志方町西牧1106-1
■ ユーズドパーツセンター 〒671-0214 兵庫県姫路市飾東町唐端新65
■ 事業内容 自動車買い取り専門店(加古川)/ユーズドパーツ販売店(姫路)
■ 設立 1997年3月
■ 従業員数 21名
■ 主な所属団体 株式会社BIG WAVE/株式会社Broadleaf
■ ホームページ https://www.hirayasushoukai.com/
■ Instagram https://www.instagram.com/hirayasushoukai.97/