B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

循環社会の実現に向け
廃車を解体しリサイクル

 

買い取った廃車を解体し、リサイクル

 
glay-s1top.jpg
濱中 坂口さんがSDGsに貢献する事業だと話されていて、さらに興味が湧いてきました。事業内容を詳しく教えてください。
 
平康 加古川工場では、自動車の買い取りと解体を行っています。対象エリアは兵庫県全域ですが、近隣の府県への出張対応も可能です。また、同業者のネットワークを活かして、全国規模での対応も可能となっています。また、ユーズドパーツセンターでは、リサイクルパーツ・リビルトパーツを販売しています。
 
濱中 同業者の多くの仲間がいるのも、老舗である平康商会さんの強みなんですね。自動車の解体業というのは、どのようなものなのでしょう。
 
平康 私たちは、買い替え等で不要になった車や、故障や事故などで廃車となった車の買い取りをメインで行っています。買い取った車を解体し、鉄やアルミなどを新たに利用できる素材の形へと生まれ変わらせるんです。また、再利用できる部品は取り出し、リサイクルパーツ・リビルトパーツとしての提供も行っています。
 
濱中 リサイクルパーツ・リビルトパーツはどのような違いがあるのか気になります。
 
平康 リサイクルパーツは、自社で解体した時に車両から取り外し、再利用できる部品について機能や安全性を点検したうえで、クリーニングを施した中古部品です。一方、リビルトパーツは、お客様の修理のニーズに合わせて同業者のネットワークからお取り寄せした部品のことです。
 
glay-s1top.jpg
取締役の坂口清人さん
坂口 リサイクルパーツ・リビルドパーツは新品より安価である点が最大のメリットです。また、お値段だけでなく、丁寧に検品、クリーニングを施した物であれば、新品と比較してもまったく遜色なくご使用いただけますので、お客様にお安く良い部品を提供できるよう、弊社では検品・クリーニング作業には本当に力をいれています。
 
濱中 お客さんは廃車を買い取ってもらえて、平康商会さんはその廃車を解体し素材や部品として販売し、それらを必要な方々は安く購入できる。本当に“三方良し”と言えるお仕事ですね。
 
坂口 リサイクルしていく結果として地球環境にも優しいですので“三方良し”と言えるかもしれません(笑)。
 
濱中 本当にそうですね! ちなみに、スタッフさんは何名いらっしゃるんですか?
 
平康 役員含めて21人です。みんな本当によく頑張ってくれていますよ! そのおかげで、弊社の一番の強みである迅速対応と現金取引を実現できています。