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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

おいしさと感動をお届け 情熱あふれるぶどう農園
ぶどう農園 Nini Farm 園長 岡田和也

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 本日は岡山県岡山市東区にある、ぶどう農園Nini Farm(ニニファーム)さんにお邪魔しています。私はぶどう畑に訪れるのが初めてなので、とても楽しみにしてきました!
 
岡田 ようこそいらっしゃいました。6月現在は、収穫に向けての準備を行っているところでして。果粒肥大期と言って、ぶどうの粒がだんだんと大きくなっていく時期なんですよ。
 
狩野 今がまさに成長期というわけですね。出荷はいつ頃からスタートするんですか?
 
岡田 早いものですと、7月下旬からですね。当農園では、夏から秋にかけて収穫したぶどうを自社のECサイトや地域の直売所などで販売しています。
 
狩野 私も先ほどホームページを拝見させていただきました。ギフト用のパッケージデザインなど、とてもおしゃれですね!
 
岡田 ありがとうございます。ほかではあまり用いられていない2段重ねの化粧箱や、ぶどうの実を一粒ずつ梱包するなど、お客様に感動をお届けできるよう見せ方にもこだわっているんです。
 
狩野 非常に特別感もありますし、もらった人も嬉しくなるでしょうね。こちらの農園では、いつ頃からぶどうを栽培しているんですか?
 
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岡田 1938年、昭和13年に私の曾祖父がこの地でぶどう栽培を始め、私で4代目になります。ですから、およそ90年近くになりますね。
 
狩野 とても歴史ある農園なんですね! 私の実家も、こんにゃくとコメをつくる農家でして。私自身も小さい頃から、農業を身近に感じながら育ってきましたので、生産者さんのご苦労はよくわかるつもりです。特に農作物を育てるための土づくりは、とても大切ですよね。
 
岡田 おっしゃる通りですね。私もぶどうの収穫が終わると、すぐに土づくりに取りかかるんです。堆肥や有機肥料を木の周りにまいたり、木の根を傷つけないよう重機で穴を掘って土ごと入れ替えたり、その時々の状況に応じて土壌改良も行っています。また、できる限り農薬の使用量も抑えていまして。病気や害虫対策と安全性のバランスを見極めながら調整しています。そうすることで、見た目は同じでも、味にはしっかりと違いが出ますし、なにより安心・安全という面でもお客様の満足にもつながると考えているんです。