多種多様な種類の食品が
一点から卸値で購入可能
業界の常識を覆す「つばさ屋スタイル」
酒類の販売も再開し、復活を遂げた「泉州の翼」
古宮 私たちは主に地域密着で事業を展開しており、まずは地元の方々に認知していただくことを大切にしています。お取り引き先は、飲食店をはじめ、病院や福祉施設、個人様などさまざまです。さらに、保育所や学校の給食といった泉州一帯の多くの公共施設にも商品を卸しています。
タージン この泉州の地域を拠点とされているのですね。個人宅にも商品を卸しているとは、お客さんの幅の広さに驚きました！ 競合他社も多い中で公共施設とつながることは、ハードルが高かったのではないですか？
古宮 おっしゃる通りです。そこで私たちは、何よりもお客様ファーストに重きを置きました。約1000アイテムの食料品を取りそろえ、小ロットでの取り引きを可能にし、魚の切り身ひと切れからでも販売しているんです。さまざまなご要望にお応えできるよう、直接ご来店いただく以外に配達も行っており、お客様に直接お話をうかがうことも大切にしていますよ。
タージン フットワークの軽さと柔軟な対応力が素晴らしいです。一点からでも購入できるとは、食品卸売における大量仕入れの概念を覆すようなサービスだと感じました。お客さんの要望を叶えたいという熱意がひしひしと伝わってきますよ。
古宮 そう言っていただけると嬉しいです。お客様からの「こういう商品はないの？」というお言葉に応えようとするあまり、どんどん商品が増えてしまったんですよ（笑）。
古宮 ありがとうございます。常識や固定観念に囚われない自由さが、当店の強みだと考えていまして。現在勤務している5人の従業員にも、それぞれの強みを活かしながら自由に動いてもらっているんです。2024年、両親のつくった「泉州の翼」という日本酒を復活させて酒類の販売を再開した際には、先代の酒店時代に働いていたスタッフと運命的な再会を果たし、今はお酒部門の部長を務めてもらっています。いろんな人の支えがあって今があるので、本当に感謝しているんです。
タージン スタッフの皆さんが自由に働ける風通しのよさも、古宮代表がどっしり構えていてくださるからこそ。スタッフさんも働きがいがあるでしょうね。
