
インタビュアー 濱中治(野球解説者)
米澤 最初にゴルフを経験したのは、高校3年の時の体育の授業でした。私はもともとアスリート向きの体格ではなく、運動自体が得意でもなかったんです。野球やサッカーだと初めから得意な子と下手な子の差がはっきり出てしまいますよね。でも、ゴルフだけはみんな横一線だったのがおもしろくて、興味が湧いたんです。
濱中 運動神経の良し悪しだけじゃないと気付いたわけですね。興味が出て、本格的に練習を始めたんですか?
米澤 はい。バッティングセンターに行っても1回の打席で3球ぐらいしか打てないけれど、ゴルフの打ちっ放しなら、空振りしたってボールはそこにある。これは行ける、プロゴルファーになれるかも、と思いました(笑)。知識がないぶん、怖いもの知らずでしたね。その後は勢いでスポーツの専門学校に進学し、初めはツアープロを目指していました。しかし、たまたま読んだ本でプロコーチという職業があるのを知りましてね。父も祖父も教職員だったこともあり、私には教える役割のほうが向いているかなと思い、コーチ業に進路を変えたんです。

米澤 名前の通り、お客様それぞれの自由を大事にしているところだと思いますね。一つの理想的なフォームを教え込もうとするのではなく、その方に合わせたレッスンをプライベートでみっちりお伝えしています。